こぶたたんぽぽぽけっととんぼ

著者 :
  • こぐま社
3.42
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本棚登録 : 318
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772100991

感想・レビュー・書評

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  • 前作『ぶたたぬききつねねこ』を継承する、しりとり言葉遊びの絵本です
    変わらずのほのぼのとした絵柄と、意外な飛躍を見せる単語の繋がりの物語(っぽいもの)が可愛らしく、やはりいいなあとほっこりします
    ところで、この作品は前作の発行(1978年)から12年後に刊行されているのですが、馬場のぼるさんの絵柄の変化をなめるように鑑賞するのもいいですね
    ぶた、たぬき、きつね、ねこ、の微細なデザインの違いとかも見るのも楽しいです
    そして…ひょっとしたらなんですが『ぶたたぬききつねねこ』の12年後の子世代のお話かもしれない? と、妄想したりもして

    余談ですが、前作でリスの描かれ方がきつねやんという談話を発してた方がいらっしゃったのですが、その言葉が届いたのでしょうか、きつねとリスの差分がちゃんとしてるシーンが出てきます
    馬場さんのアトリエに届いたのかも知れませんね、それこそ未来からのメッセージが

  • 読了

  • しりとりの言葉遊び。
    言葉と言葉が続くように、絵も繋がっていく。

    【ママ評価】★★★
    『11ぴきのねこ』の作者さんだ!と思って読んでみることに。
    本当に同じ絵でなんだか感動。
    キャラ立っているというか、確立してる。
    内容はしりとりだけど、ちょっとストーリーっぽく続くようになっている。
    最後のオチが可愛くてちょっとフフッと微笑んでしまう。

    【息子評価】★★
    全然興味を示してくれず。
    読み始めは「どんな絵本?」というように絵本を見ていたけど、すぐに背中を向けられてしまった。
    ずっとトミカで遊んでた。
    まだしりとりもわからないし、基本的に言葉遊びを理解していないから、そんなものかな。
    もうちょっと喋れるようになって、言葉遊びができるようになったらまた読んでみたい。
    1歳9ヶ月

  • 4-7721-0099-7  C8793 P1000E

    こぶた たんぽぽ ぽけっと とんぼ

    作:馬場のぼる(ばば のぼる)
    発行所:こぐま社

    1990年6月15日 第1刷発行
    1992年11月1日 第5刷発行

    1993年12月2日 購入

  • ぶた、たぬき、きつね、ねこ……と「しりとり」が展開されていく絵本!
    .
    馬場のぼるさんのユニークな絵がクスクスと笑いを誘い……最後には何がくるでしょう?
    読んでのお楽しみ!
    .
    子供達の好きな「しりとり」が、ページをめくるごとに楽しいお話しになっています。
    .
    「しりとり」は、子供達が言葉に興味を持ち、楽しみながら語彙を増やすことができる言葉遊びの代表格です。
    沢山の言葉を聞くことでどんどん新しい言葉を吸収し、その後自分で使っていくことでしっかり定着させることができますね。
    どんどん取り入れて欲しい遊びです。
    .
    でもついつい、ねこ、こま、まり、りす……とお決まりの言葉だらけになってしまいますね。絵本の活用で少し視点を変えてみても良いかもしれませんよ。
    どれもストーリーのある絵本で、「しりとり」だけではありません。
    .
    「しりとり」は語彙力、思考力、集中力を伸ばし、言葉を口に出すことで発話の訓練にもなり、良いことばかりです!
    .
    #こぶたたんぽぽぽけっととんぼ
    #ぶたたぬききつねねこ
    #馬場のぼる
    #こぐま社

  • 4歳3ヶ月
    単語だけなので子どもか全部自分で読めた

  • しりとり絵本って単語とそれに対応する絵を並べておしまいなのかなと思っていたのだけど、これはちゃんとおはなしになっていて感心しました。文字はなくても充分楽しめるし、活字を読んでもなかなか頭に入ってこなかった自分にとって、物語の世界にゆるやかに導いてくれる本でした。馬場のぼるはねこだけじゃなく、たぬきもすごくかわいく描く。おなかぽっこりころころの、ぼんやりしている子(マイペースともいう)。
    《しゃぼんだま→まめだぬき→きのこ→こぎつね》の流れが好き。
    来月から刈谷市美術館で開催される馬場のぼる展がとても待ち遠しい。

  • 2022.2 動画 低学年

  • 3歳8ヶ月の息子が選んだ園からの貸出絵本。
    しりとり絵本なので、読み聞かせというより会話して一緒にしりとり遊びを楽しむ感じ。
    馬場さんの絵だけを追ってページをめくっていくと四コマ漫画みたいなコミカルなおもしろさ。
    しりとりルールがまだいまいちわかっていないおんぶ大好きな息子も楽しめた様子。

  • 春におすすめの絵本らしいので、図書館で借りた。

    しりとり絵本。

    まめだぬき?と笑ってしまったけれど、ググったら妖怪みたい。
    ここでは、小さいたぬき、くらいの意味合いだよね。
    スカンクの前を素通りする表情が、じわじわおもしろい。
    そしてやっぱり、こねこはちょっとくせ者。
    終わり方がいい!

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著者プロフィール

1927年、青森県三戸町に生まれる。1949年、上京し漫画家としてスタートした。漫画『ブウタン』で第1回小学館漫画賞、『11ぴきのねこ』で第15回産経児童出版文化賞、『11ぴきのねことあほうどり』と日本経済新聞連載の漫画『バクさん』で第19回文藝春秋漫画賞受賞。『絵巻えほん 11ぴきのねこマラソン大会』で、イタリアの子どもたちが選ぶイタリア・ボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞。一連の業績に対して、1993年に日本漫画家協会賞文部大臣賞、1995年に紫綬褒章受章。2001年没。

「2023年 『馬場のぼるのおえかき教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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