ダイアナと大きなサイ

  • こぐま社
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本棚登録 : 137
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772101608

感想・レビュー・書評

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  • 風邪をひいて咳でうまく話せない私の代わりに娘に読んでもらった。
    大人だって読み聞かせしてもらうのはなかなかいいものだ。(しみじみ、あー幸せ)
    ある日突然サイが来て、大きな事件もなく女の子と幸せに年をとっていくストーリー。
    ただただ一緒にいることが幸せなんだなと最後の1ページまでしっかりと感じさせてくれる。
    本当になんだでもないサイと女の子のお話なんだけど、なんだか良いのよね。
    昔おばあちゃんが言ってたの。
    普通が一番だって。
    きっとそういうことなんだろうなって思った一冊でした。

  • 大好きな絵本作家・アーディゾーニの作品なので読んでみることに。
    タイトルと表紙絵だけでは想像もつかないラストに、心が震えてしまった。
    何度も読み返し、そのたびに幸せな気持ちに包まれる。
    これは、ダイアナという少女とサイとの長い長い付き合いを描いたお話。
    テキストが長いので読み聞かせには不向きだが、動物好きな方には特にお薦め。

    突然家にやってきた病気のサイ。
    驚き慌てる大人たちをしり目に、ダイアナは優しく迎えるだけでなく身体を
    張って守り抜く。
    しかも「愛情」だけでなく「正しい知識」まで持っていた。大切なのはここ。
    そうして何十年という歳月をふたりは過ごすことになる。
    地にしっかり足をついたダイアナの強さ・一途さ・けなげさが、もう涙ぐましいほどだ。
    こんな風に好きな動物と一生を共に出来たら、どんなに幸せだろう。
    憧れがやまない私。
    そのためには「愛情」と「正しい知識」という両輪がないとね。

    愛し続けることの大切さを静かに静かに伝える素敵な作品。
    アーディゾーニの温かい絵も見どころいっぱい。
    ああ、私もダイアナのようでありたい。。

  • 〝ここは、リッチモンドの町のクイ-ンズ通り43番地。 ある日の夕方、風邪をひいた<大きなサイ>がジョ-ンズ家にやって来ました!・・・ 一人懸命に看病をする<少女ダイアナ>。動物園から逃げ出したサイは、動物園に戻ることを拒否。 その日から、ジヨ-ンズ家の裏庭の物置で暮らし始めました・・・〟生涯を通じて変わらぬ絆で結ばれた 「ダイアナとサイ」のホノボノとした絵と語りの物語絵本です。

  • どうも素直に読めなくて〜このサイは動物園から逃げ出してジョーンズ家の女の子ダイアナを頼ってやって来たのですよね。

  • 子供は純粋に良いものか悪いものかわかるのでしょう。本当にあっても良いようなお話です。

  • リッチモンドの町のクィーンズ通り43番地のジョーンズさんとおくさんと娘のダイアナのところに、風邪をひいたサイがやってくる。ダイアナはこのサイに風邪薬を飲ませ、看病する。
    その後もずっとずっと面倒を見続ける。自分がおぼあさんになっても。
    サイは人間に悪いことはしない。

  • 大人の私が読んで感動した。
    読み終わると、自然に笑顔、で、もう一度読みたくなった。
    動物好きには心が温かくなれる話。

    子ども、赤ちゃんには

    「いいサイ」ってわかるところが素敵。


    たくさんの子どもたちに、小さい頃からこんなお話を聞いて読んで、優しい気持ちの
    大人になってほしい。

  • 動物を大切にする人は幸せになるわね~

  • ダイアナがお婆さんになるまでというのがちょっと泣ける。
    ダイアナは結婚しなかったのか…。
    サイのためかな。

  • ダイアナとサイの穏やかに年を重ねていく様子がほほえましいです。

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著者プロフィール

エドワード・アーディゾーニ(1900~1979)1900年ハイフォン(現在のベトナム)生まれ。5歳の時イギリスに渡り、14歳まで東海岸のイプスウィッチで暮らす。高等学校卒業後、勤めのかたわら、ウェストミンスター美術学校の夜学で学ぶ。第二次世界大戦中、従軍画家として活躍。自分の子どもに絵本を書いてあげたことがきっかけで、絵本と児童書の挿絵の仕事に専念するようになる。主な絵本にケート・グリーナウェイ賞受賞の『チムひとりぼっち』(偕成社)、挿絵にエリナー・ファージョン短編集『ムギと王さま』(岩波書店)など多数ある。

「2021年 『詩集 孔雀のパイ 改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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