子どもに語る日本の神話

著者 :
制作 : 三浦 佑之 
  • こぐま社
4.25
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本棚登録 : 48
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772190558

作品紹介・あらすじ

イザナキとイザナミの国生み、スサノオとヤマタノオロチ、稲羽の白ウサギ、海幸彦と山幸彦、ヤマトタケルほか、泣き、笑い、冒険もすれば、恋もする神さまたちの物語10篇。読んであげるなら小学低学年から/自分で読むなら小学中学年以上。

感想・レビュー・書評

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  • 古事記について、断片的な言葉の知識しかないので手に取りました。
    小学生中学年からわかるような感じでしょうか。
    有名な話がわかりやすく書かれています。
    それでも音は耳慣れないので何度も繰り返し読みたいですね。
    こども用に家に一冊あってもいいなと思いました。

  • タイトルが示す通り「子どもに語る」ための古事記
    2013年は編纂より1300年の記念の年であった。
    「自分はどこからきたのだろう」という疑問に応えるために語られてきた話。

    訳三浦佑之、再話茨木啓子
    三浦佑之のあとがき
    茨木啓子の語る人のためにの文章も必見

    「神話」という言葉について
    「神」というと万能な信仰の対象である「神」をイメージするが、神話の神は、そうではない。
    世界中どこの神話もそうである。(ギリシア神話、北欧神話など)
    ただし、土地、気候によって特徴が表れる。
    例えば、古事記の場合、「緑の葦の芽のようにすくすくと萌えてできた命があった」農耕民族の日本ならでは。
    他の場合は、「土をこねて」~砂漠のような草の生えない地域。

    神話や昔話を聞くというの意味は、民族、文化、生活がちがっても根っこのところは皆同じだと知ること。

    また、つじつまが合わないところを、そのまま受けとめること。「なぜ?」と現実的にひっかからないことが大事。→あとがきP174 現代人は、なんにでも意味を求めて、それによって価値付けし、大事なのか役にたつのかというようなことを決めようとします。そんなふううに、すべてを自分の了解の範囲に収めようとするのは、あるいは傲慢なのではないかと思うことがあります。わからないことはいっぱいあって、それがとても大事だということもあるわけです。わからないことがあれば、まずは、わからないこととして受け入れる。そしてわからないままではいやだというのであれば、調べたり聞いたりして理解を深めていこうとする、それでいいのです。

    耳で聞くことが大事。心地よい音を聞くことに集中すること。想像する楽しさを知ること~豊かに生きられる。

    語る人、読む人の感性を通して語られたとき、伝わり方が変わってくるので、語り手、読み手の理解が問われる。(ということを意識すること)

    P156火打ち石が入っている。
    ~トリックでも使われていたエピソード
    火に対して火をもって制する

    P160吾妻(あずま)はや。ああ、わが妻よ
    それ以来、ここから東の国を「東(あずま)」と呼ぶようになった。

    P176ところが『古事記』では破れ去ったオオクニヌシ一族の物語を大事にだいじに語ろうとしているのです。そして『古事記』を読んでいてもっとも共感できるのは、そこのところです。
    P177平氏の滅亡が琵琶法師たちの語りによって鎮められていったように、語りとは、死者や魂に向き合っていたのです。


    古事記とは
    7世紀後半に天武天皇の命を受けて、稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習(しょうしゅう)していた言い伝えを太安万侶(おおのやすまろ)が筆録したもの。上巻の神代の物語のうち、約3分の1は出雲が舞台で、八岐大蛇(やまたのおろち)退治や国譲りなどの神話が記されている。また、大国主神が高天原の神に国を譲る条件として造営を求めた宮殿が出雲大社の創始であると語られている。

  •  「天の岩戸 ―高天の原のアマテラスとスサノオ―」など。

  • 読み聞かせやテリングにも適し、古事記を解り易く楽しめました。

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茨木啓子の作品

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