子どものアトリエ: 絵本づくりを支えたもの

著者 :
  • こぐま社
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本棚登録 : 20
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772190664

感想・レビュー・書評

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  • 胸がキュッとなるような懐かしさと大人の寂しさ。

  • 絵本作家、西巻茅子(にしまきかやこ)さんの初エッセイ。巻末には作者の略年譜収録。幼少期の思い出や絵本教室「子どものアトリエ」を開いていた日々、そして代表作『わたしのワンピース』を中心に作品について語っています。
    『わたしのワンピース』は大学生の頃に授業で初めて読み、絵と言葉の響きがとても惹かれた作品。その裏話には触れてくれて嬉しい一方、ほかの作品はサラッと流す程度かつ画材などのこだわりには全く触れられなかったこと残念でならない。エッセイの大半が育児や「子どものアトリエ」で見た子どもたちからの発見。

  • 2017.11月。
    西巻さんの講演会の前に。
    私が大好きだった絵本『まこちゃんのおたんじょうび』や『わたしのワンピース』の西巻茅子さんが、絵本作家になるまでとなってからのこと、幼少期のこと、子どものことなどを綴ったエッセイ。
    絵を描くのが好きなんだなあということがすごく伝わってきた。
    この方は生粋の絵描きさんなんだなと。
    実際にお会いしたら、絵本のイメージと違ってはっきりしたユーモアのあるとてもおもしろい方だった。
    西巻さんの絵本、全部読みたくなった。
    「子どもなら誰でも絵が描けるのに大人になると描けなくなる」と。
    自分もそうだしそれがコンプレックスだったからよくわかる。
    息子には今のままで自由に好きに絵を描いて欲しいなあ。
    .

  • 子どもたちはみんないい絵が描けるということ、無文字時代こそが心を豊かに育てる大切な時期だというところが特に心に残った。私は、壁や床にいたずら書きして欲しくないのと、ペンを持たせるのが危ないという理由で、子どもたちにお絵かきをほとんどさせてこなかった。後悔。これからは自由に描ける機会を作ってあげようと思った。そして、私もいっしょに描きたい。

  • 「わたしのワンピース」の著者、西巻茅子さんのエッセイ。子どものアトリエを始めたこと、絵本作家になったいきさつ、絵本ができるまで、幼少時代の記憶、我が子のこと…ひとつひとつが短く、やさしく、読みやすい。

    「心の奥底にある人間の基本の感覚を呼び起こして描く」「無文字時代こそが心を豊かに育てる大切な時間」

    絵を描く楽しみ、小さい頃ワクワクしていた感覚を大切にしている著者の思いが伝わってきた。

    絵だけで語る絵本「あおくんときいろちゃん」の話はなるほどと思った。わたしのワンピースもそうだなぁ。

    理由なくワンピースの柄が変わることに出版社から意見があって、西巻さんは理由付けはしたくないと譲らなかったというエピソード。大人に理解されなかったけれど、子どもたちが喜び、絵本が手に取られ続けられたということ。心に残った。

    私も子ども心を呼びさまし、絵を楽しみたい。
    子どもにもその楽しさを教えてあげたい。
    そう思った。

  • デビュー50周年となる西巻さんの絵本に関するエッセイ。

  • 西巻さんの語り口調が聞こえてくるよう(=^x^=)。永く愛され続ける西巻さんの絵本誕生背景や、子どもたちの無垢で素直な特性の尊さがとても読みやすくまとまった一冊。にしまきかやこさんの絵本を全部みたくなった。2017/04教文館さんにて50's展開催。

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著者プロフィール

1939年、東京に生まれる。東京藝術大学工芸科卒業。学生時代からリトグラフ、エッチングを手がけ、日本版画家協会展新人賞、同奨励賞受賞。「子どもが画をかくときの気持ちや大胆さを大切にしたい」と語るとおり、のびやかな線と明るい色調で描かれるその世界が、子どもの心に自然に受け入れられている。代表作『わたしのワンピース』は親子三代にわたるファンも多い。『ちいさなきいろいかさ』(もりひさし文/金の星社)で第18回産経児童出版文化賞受賞。『えのすきなねこさん』(童心社)で、第18回講談社出版文化賞絵本賞受賞。

「2017年 『子どものアトリエ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西巻茅子の作品

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