馬場のぼる ねこと漫画と故郷と

著者 :
  • こぐま社
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本棚登録 : 69
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772190671

感想・レビュー・書評

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  • 馬場のぼるさんとは、ご近所であの風貌で歩いていらしたところをよくお見かけしました。あのままの方でした。
    それにしても、小学生の頃の絵、中学生の頃のノート、どれもすごい❗

  • 洗練されたペン運びと色使いで大変によかったです。11ぴきのねことあほうどりの下描きでセリフ回しが入念に精査されてるのよかった。手塚治虫の漫画によく出てるというのは聞き及んでたんですが、今回はっきり体感として結びついて驚きました。当然ながら似てる。

  • サイコー!作品の仕上がり方も、作者の優しい人柄も、手塚治虫とのクスっと笑えるやりとりも、故郷への想いも、ぜーーーんぶ興味深かった。馬場のぼる展の図録なのかな?っていう満足度◎

  • 馬場のぼるさんの幼少期の作品や、11ぴきのねこの誕生話、
    作品への想いなどが掲載されていて、とても読みごたえがありました。

    改めて絵本を読みたくなりました。

  • 2017.11/16 11ぴきのねこ」、うちにもあります。大量の猫のスケッチや、絵本以外の作品、そして自身の口から人や社会、動物などいろんな思いが語られた記事の抜粋なども掲載されていて、なかなかに鋭く温かく、勝手にリスペクトさせていただきます!

  • 言わずと知れた絵本11匹のねこシリーズの作者。でも、それ以前に長〜い漫画家としての歴史、少年時代の稀に見る才能が明かされます。この本は絵で見る馬場のぼるの評伝でした。こぐま社の良心のような本です。

    やなせたかしが、あまりの絵のうまさに「馬場くんはいいなぁ、努力せずにスラスラ描くと素晴らしい絵になる」と言うと「そんなことはありません。僕はこれでも相当苦しみながら描いています」と言ったそうです。のちに克明に何枚も描かれた、膨大なスケッチを見て、納得したとか。
    確かにスラスラと描いているように見えますね。

    ウヒアハは、馬場さんの娘さんたちが寝ない時に、脅かしたキャラクターだったそうで、大きくなってトラウマにならないようにバカバカしいものにしておいた、というのがなんとも馬場さんらしくて。その後もお気に入りだったようで、晩年のスケッチブックにたくさんのウヒアハが見られるのも嬉しかった。

    子供たちが繰り返し読んでもうボロボロですが、今でも「11匹のねことあほうどり」と「11匹のねこマラソン大会」の絵本は宝物です。

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著者プロフィール

1927年、青森県三戸町に生まれる。1949年、上京し漫画家としてスタートした。漫画『ブウタン』で第1回小学館漫画賞、『11ぴきのねこ』で第15回産経児童出版文化賞、『11ぴきのねことあほうどり』と日本経済新聞連載の漫画『バクさん』で第19回文藝春秋漫画賞受賞。『絵巻えほん 11ぴきのねこマラソン大会』で、イタリアの子どもたちが選ぶイタリア・ボローニャ国際児童図書展エルバ賞を受賞。一連の業績に対して、1993年に日本漫画家協会賞文部大臣賞、1995年に紫綬褒章受章。2001年没。

「2023年 『馬場のぼるのおえかき教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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