アダルト・チルドレン アルコール問題家族で育った子供たち

  • 金剛出版 (1997年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784772405614

感想・レビュー・書評

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  • 題名に惹かれて読んでみました。

  •  非常に温かみのある筆致で、アダルトチルドレンが共通に持つ問題点について書いてある。

     AC家庭のもつ役割分担についても、この本に軽くだけど書いてあった。

     この分野では古典的な内容なのだと思うけど、現代のACたちが読んでも、十分治療効果があると思う。

     個人的には、この本の前書きが非常に印象的だった。今から見ればなんの問題もない、非の打ちどころのない内容に見えるけど。当時は長いこと自費出版で、取り寄せをして店員に書名を告げて持って来てもらわないといけない状態だったそうだ。
     そんな中でも、次第にこの本が口コミで広まったことは、とても勇気づけられる。それ自体が物語のようだと思った。

  • アダルト・チルドレンの原点の書籍。訳もこなれていて読みやすい。アダルト・チルドレンはアルコール依存症者の子供たちを診ていることで見いだされた概念で、今はアルコール依存症だけではなく、欠損家庭で育った子供たちも含まれる。欠損家庭ということで、幼少期に慢性的にトラウマを受けながら育ったと考えても良い。そしてこれは何歳になっても変わらない。つまり「自己イメージというものは何らかの介入がない限りどんなに時間が経っても変わらない」ということである。最近、沖縄戦のトラウマなど、時間が経っても何らかの有効な介入がなければトラウマからの回復はないことが報告されている。この本を読み、同様のことを感じた。回復のための工夫も書かれており、当事者も読んだ方が良い本と思われた。

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著者プロフィール

精神科医、家族機能研究所代表。
1941年東京都生まれ。1967年慶應義塾大学医学部卒。同大助手、WHOサイエンティフィック・アドバイザー(1995年まで)、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神医学総合研究所副参事研究員(社会病理研究部門主任)などを経て、医療法人社団學風会さいとうクリニック理事長、家族機能研究所代表。
医学部卒業後、母校の神経科学教室で精神分析のトレーニングに入る。同時期より、国立アルコール症センターとして発足した久里浜療養所(当時)で臨床にあたりつつ、アルコール依存症など「依存症」という用語を提唱し定着させ、依存症の家族に代表される、温かさや安心感などが提供できない機能不全家族で育った「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた。著書に『すべての罪悪感は無用です』『「愛」という名のやさしい暴力』(ともに小社刊)など多数。

「2022年 『毒親って言うな!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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