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- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784772409568
作品紹介・あらすじ
ウォルシュの前著『自傷行為-実証的研究と治療指針』の刊行以降、自傷行為は教育現場や医療現場でますます重要視され、治療法が広く必要とされるようになっている。本書では、前著で詳しく論じられなかったトラウマや解離の問題を含め、リネハンの弁証法的行動療法(Dialectical Behavioral Therapy;DBT)を踏まえた具体的な治療論が展開されている。また、自傷行為の定義からはじまり、初回面接、アセスメント、認知(行動)療法、家族療法、薬物療法、伝染の問題、学校における自傷管理方法までを詳細に、よりマニュアル化した形で書かれているのも本書の特徴のひとつである。
感想・レビュー・書評
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多くの事例を参照しながら解説しているので、とてもイメージしやすい。専門家が翻訳した割に、非常に読みやすい。
もちろん、海外の臨床実践なので、そのまま日本の臨床実践に適用できるわけではないけれども、参考になることはとても多い。特に、本書に付録されている呼吸法のトレーニングは非常に参考になる。
学校での自傷管理のプロトコルについても、危機管理や守秘義務の取り扱い、保護者への対応などについて詳しく解説されている。SCとして働く心理士にとっては、この辺りのことは必須の知識だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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