精神分析臨床家の流儀

著者 :
  • 金剛出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772411509

感想・レビュー・書評

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  • 前半のやや辛辣ともとれる精神分析もどき?への批判からうって変わって、後半は何を学べばいいか、どう学んでいけばいいかの道筋を照らしてくれる著作だった。
    その道に何を見いだし、どう歩いていくかは自分次第❗

  • 院生時代に、臨床心理士とは何なのか、どうあるべきなのかを考えていた時に出会った本。身なりに関する章はとても印象的だった。

  • あくまで一精神分析家の流儀。これが全精神分析家のコンセンサスではない。実直なまでに、精神分析という営みを追い求める。そこには排他的なひたむきさと、孤高な矜持がある。後者には感嘆、前者にはもどかしさを感じた。一つの芸を極めるとはこういうものなのか。それでも私は別の道を模索したいとも思った。

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著者プロフィール

1950年佐賀市に生まれる。1975年熊本大学医学部卒業。1999年精神分析個人開業。京都大学大学院教育学研究科教授を経て,現在京都大学名誉教授。日本精神分析協会正会員,日本精神分析学会運営委員。著書 「対象関係論を学ぶ―クライン派精神分析入門―」(岩崎学術出版社),「分析空間での出会い」(人文書院),「分析臨床での発見」(岩崎学術出版社),「私説対象関係論的心理療法入門」(金剛出版),「精神分析体験:ビオンの宇宙―対象関係論を学ぶ立志編―」(岩崎学術出版社),「分析実践での進展」(創元社),「不在論」(創元社),「摂食障害との出会いと挑戦」(共著,岩崎学術出版社)その他。訳書 ケースメント「患者から学ぶ」,「あやまちから学ぶ」,「人生から学ぶ」(訳・監訳,岩崎学術出版社),ビオン「ビオンの臨床セミナー」(共訳,金剛出版),「再考:精神病の精神分析論」(監訳,金剛出版)その他。

「2021年 『体系講義 対象関係論 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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