サイコパス・インサイド―ある神経科学者の脳の謎への旅

制作 : 影山任佐 
  • 金剛出版
3.22
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本棚登録 : 240
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772414074

作品紹介・あらすじ

最新の脳科学で読み解く、サイコパスの心の闇!神経科学者が自分の脳を調べたらサイコパスだったことが発覚!自分の個人的経験と科学的分析とを結びつけることによって、著者(ファロン)が読者と分かち合おうとしていることとは…

感想・レビュー・書評

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  • 研究者が典型的なサイコパスのPET画像を見つけたら、実は自分だった。。。というわけで、自分の半生を振り返りながら、サイコパス的な行動があったか、何故凶悪な犯罪者にならないだけでなく社会的に成功したかを分析する本。遺伝的、エピジェネティック的、環境的要素の解説も分かりやすい。が、読み進めるとご本人はサイコパス的要素はナルシズムを加えた上で、てんこ盛り。人の迷惑影響を顧みず、自分の長所を心から信じる。自覚の無さに寧ろ呆れる。(これも読ませるための工夫?)近くにいたら絶対に距離を置きたいタイプ。

  • ひとりの神経科学者が、研究のために撮った自分及び家族のMRI写真の中に、サイコパスの特徴的所見を持つものを見つける。てっきりどこかから紛れ込んだものだと思ったのだが、調べてみるとそれは自分の脳写真だった。
    これはかなり衝撃的な出来事で、人によっては立ち直れないくらいのダメージを受けると思う。
    しかし彼は、多少のショックを受けたのち、これを公にし、講演のネタにしたのだ。

    サイコパスというのは、学問的な定義はいまだに定まっていない。
    ただ、一般的には、浅薄、尊大、欺瞞、後悔のなさ、共感性欠如、無責任、衝動性、目標欠如、信頼性の欠如、易怒性などがあげられる。

    人の痛みに無感覚で、非人道的な行為をしても公開することがないので、残虐な殺人事件の犯人がサイコパスであると言われることもある。

    しかし著者は決して残忍無道な人物ではない。
    多少羽目を外しがちなところもあるが、愛する妻と3人の子どもがいて、親しい友達もたくさんいる。
    社会的にも成功している神経科学者だ。

    そこで彼は、考える。
    脳の機能障害はあるけれど、自分はサイコパスではない。
    では、サイコパスになる場合とならない場合は何が違うのか。

    サイコパスと言われる人たちの、実に90%もが幼少期に虐待を受けているという。
    サイコパスになりやすい脳の機能障害を持つ人は決して珍しいものではない。
    だから愛情深く育て、反社会的行為をきちんと教えれば、多少の欠点は残るものの社会的不適合者にはならない。
    欠点のない人間なんてそもそもいないのだし。

    つまり、何かの折に自分がサイコパス特有の脳をしていることがわかっても、慌てふためくことはないということ。のようです。

    テーマとしては極めて面白いのですが、いかんせん文章が悪い。
    英文の直訳なのかもしれませんが、日本語としてこなれていないため、文意を読み取れなくて何度も読み直す部分が多々ありました。
    そのうえ誤植もあったりで、本当に読みにくくって残念。

  • サイコパスはストレスを感じないから免疫機能が常に良好に保たれて健康的であるっていうのに笑った笑

  • 以前から尊敬する友人にサイコパス関連の本を読んでおいた方が良いとアドバイスを貰っていたので読了。

    この本はサイコパスである著者によってサイコパスを説明されていた。
    著者自身のプライバシーも包み隠さず書かれていて馴染みにくい医学用語が多用されていて、かつ、下手な翻訳と手抜き編集による誤字脱字で読みにくかったにも関わらず読み進んでしまった。

    サイコパスには、一般イメージの殺人鬼・犯罪者だけでなく、一見社会的に成功をおさめている向社会サイコパスがいることが分かった。
    なお、向社会サイコパスも幼少期に暴力やトラウマを受けると殺人サイコパスとなる可能性は充分あるとのこと、なのが恐ろしい。

    敬愛しているマザー・テレサまで名前が挙がっていたのはショックだった。しかし、彼女は世界を良くした聖女であると思う。

    なお、サイコパスは2%は存在するらしい。これは学級クラスや部門が50人いるとするとほぼ1人はいる計算となる。

    著者自身も身近にサイコパスがいたら賢明に距離を置くことを勧めていた。
    なぜならば、共感性、思い遣り、常識も無いので危険や破滅に追い込まれる可能性があるから、とのこと。
    実際、著者が周りの学者仲間に素直なフィードバックを依頼したらかなりの人が付き合いたくないし、信用できないと答えたらしい。
    付き合っても損をするのがサイコパスである。

    更に大企業経営者にもいるが、むしろ中小企業の経営者に多いらしいので注意が必要と思った。
    おそらく大企業ではよほど能力が無いと除外される人格が、人材の少ない中企業や自身が起業した小企業であれば自由気ままに生き残れるだと推測した。

    短期間の付き合いで、明るく、頭の回転もよく、社交的で楽しく、リーダーシップもあるサイコパスが多いので、なかなか見抜けないとは思うが「すごいっ!」と思う人ほど注意して付き合った方が良いと思った。

    何故なら2%なら必ず身近にいるはず(実際に何人も思い当たる)なので大切な自分・家族・友人を守るため、被害を遠ざけるべきである。

    最後に著者からサイコパスが必要とされる職業で戦士などは?と問題提起が書いてあった。
    決して不要な特性ではなく、役割があるとすれば、次はいかがか?
    ・戦士、死刑執行人、牛や豚の屠殺人、クレーム対応係、督促係、など。

    最近興味あるトレーダーも適職かも知れない。
    トレーダーは不安や恐怖を感じると感情によって普通ならしない売買をしてしまうらしいので、不安や恐怖を感じないサイコパスなら自分が決めたルール通り売買が出来るので勝率が上がりそうだと思った。
    実際、巨額の利益を得ている投資家達は一般の会社組織では上手く馴染めない人ほど成功している。
    だとするとサイコパスではない一般人が投資をする場合、感情に左右されないようにシステムトレードのような自動売買か、AIによる委託投資が良いのかも知れない。
    話しがそれたので、レビューはここまで。

  • 神経科学者でありサイコパスである著者の自伝です。
    著者がサイコパスと判断した脳スキャン画像は、なんと自分でした。
    家系や環境や遺伝的特徴の調査、友人・家族へのインタビューによって自らを科学的に研究していきます。
    サイコパスにも健常者と同様に個人差があり、全てが犯罪者となるわけではありません。
    著者も犯罪歴はありませんが、思考はサイコパスなのでしょう。
    しかし、健常者ほどではなくても社会と共存できています。
    実在するサイコパスの一人の例として、本人の言葉によって認知できる一冊。

  • 専門的な話が多く読みづらい。
    話は冗長だが面白い。

  • 2017/1 8冊目

  • 神経科学者が研究中に自分の脳がサイコパスの特徴を持ったものだと気が付いたことを中心にサイコパスについての研究結果を紹介してる本。

    遺伝子的要因も環境によって働いたり働かなかったりするという仮説のあれこれを研究者自身の生い立ちを中心にいろいろ書かれているんだけど正直かったるい印象。
    生い立ち等はとても重要な話になるんだろうけど話としては箇条書きでまとめてたほうが面白く感じれそうな不思議な内容。
    興味深い内容だけど本としてはおすすめしにくい。

  • 面白い内容なのに訳が魅力を減殺。惜しい。

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