日本をだめにする40の悪法

著者 :
制作 : 斎藤 貴男  石埼 学 
  • 合同出版
4.00
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 12
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772603959

作品紹介・あらすじ

社会保険庁のとんでもな不始末、年金制度の崩壊、労働者を追いつめ、医療や福祉をどんどん切り捨て、ワーキングプアーを増大させる。「美しくない日本」に邁進する現状を40の悪法で読み解く国民的課題図書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • チェック項目11箇所。共謀罪の新設……なにも行動を起こさなくとも、考え方や心のあり方を取り締まるもの――まさに治安維持法がそうであったように、共謀罪も人間の内面を取り締まりの対象としている点では同じです。いつもなにかに萎縮して発現しなければならないような世の中では、自由も人権もありません。改定住民基本台帳法……国民を統一番号で管理しようとする構想は、政府・自民党・経済界がさまざまな思惑から進めてきました。ホームレス自立支援法……「目ざわり」だからとホームレスを襲撃する少年たちを、大阪市はけっして非難できないはずです、警察官が遠巻きに見守る中で行なわれた強制排除は、公権力による襲撃にほかなりません、力ずくで追い出すことことの、どこが「自立支援」なのでしょうか、本当に自立を促すのであれば、国や自治体が雇用の場を保障することからはじめなければならないはずです。人権擁護法……「人権擁護法案」には、「人権侵害」の定義は一応あるものの「人権」の定義がないため、いったい何を人権侵害として救済・予防しようとするのかあいまいでした。児童ポルノ禁止法……「趣味」もしくは「性癖」とも呼べるものを、法律で罰することが適切でしょうか、そもそも「ロリータ」なる言葉も、ロシアの亡命小説家ウラジミール・ナボコフによる作品が語源となっています、少女愛を描いたこの小説は、世界中で名作として評価されているのです、これを映像やコミックで表現したら、それもわいせつと判断されてしまうのでしょうか。健康増進法……あれを食べろ、これを飲むな、もっと歩け、ストレスを解消しろ、そんなことまで国家に管理されなければならないのでしょうか。生活保護制度の改定……問題は生活保護が「高すぎる」ことではありません、毎日働いても生活保護基準にもならない異常な低賃金や劣悪な労働条件、高齢者の貧困が広がっていることです。

  • お勧めです。皆様も読まれた方がいいです。

  • 2冊

  • (斎藤貴男・石崎学編、北健一も共著者、合同出版)
    格差を広げ世の中を息苦しくした悪法とその底に流れるものを総点検。

    津久井進弁護士のブログ
    http://tukui.blog55.fc2.com/blog-entry-550.html
    ブログ「スローライフ」
    http://xe2vnfkn.blog102.fc2.com/blog-entry-149.html

    ネッツ関東(ジャーナリスト北健一)

全5件中 1 - 5件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

日本をだめにする40の悪法を本棚に登録しているひと

ツイートする