世界中から人身売買がなくならないのはなぜ?

  • 合同出版
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本棚登録 : 32
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772604277

感想・レビュー・書評

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  • 今は又情勢変わってそうだったのがね、

  • 初心者向けにコンパクトにまとまっている。
    本書によれば、日本は人身売買の最大の購入国だが、そのような意識は日本人にはないし、日常的にも日本人の目に触れることはないのだろうか。香港などでは外国人メイドを雇っているという話をよく聞いて身近に感じるが、この落差はなんなのだろう。

  • 人身売買は実は身近な問題なのに、まるで遠い国のおとぎ話のように扱われているように感じる。
    誰もが知っているのに、知られていない。なぜ?
    また、近年、国際化国際化と言われているが本当は日本は国際化が進んでいないんじゃないか、と思う。
    外国人のための法整備や、人びとの関心をもっともっと高めることが重要なのではないだろうか。

    私たちは知ることからはじめよう。

  • 合同出版のこのシリーズは、コンパクトでありながら、現在、過去、未来と記述が的確で、引用元、参考文献、用語解説も充実しており、評価ができる。総合的な取り組みが必要なことがよく分かった。

  • 一般書なので簡単に読めるんだけど、
    人身売買って怖い!
    少し読むだけでも、そう思うんだから、実際の人身売買の被害者は相当な経験をしているのだろう…
    なくす努力をしなければ!

  • 今も世界のそこそこで行われている人身売買のこと。
    だいたい女子供の話だけど、性的搾取と女性(女児)がクローズアップされるあまり、性的じゃない労働や男性被害者が置き去りにされがちだということにも少し触れている。
    差別は被害者に沈黙を強いて、沈黙は経験の共有を阻み次の被害者を生む。

    「からゆきさん」から「じゃぱゆきさん」へ、その後は少女売春ツアーに「エンターテナー」の輸入、農村への花嫁輸入、フィリピン人女性との子供は作りっぱなし、「研修生」という名の労働力使い倒しなどなど、悪名高き日本の状況を一応知ってはいたけれど本当、ひどいな。「単一民族」を誇る思想は外部の人を人とも思わない。
    香港などの外国人労働者に対する扱いを見てぞっとした。人種や国籍や性別などで一段下の人間と見下して、休みも与えず罵倒して使い倒すなんてことがどうしてできるんだろう。あれ絶対日本もやるよ。

    知るべきことがたくさん書いてあるけれど、人身売買の定義を広げすぎな気がして違和感がある。
    人身売買は売買が問題であって、労働条件が尋常じゃなくひどいっていうのはまた別の問題だと思う。
    たとえばマクドナルドのアルバイトだって時間で自分を売ってるけど「人身売買」とは言わない。

    「親が売る」ケースにしても、みんなで飢え死にするよりマシという苦渋の決断かも知れず、またそこまでひどいと思っていないとか得るもの(技術なり金銭なり)があると思って送り出したのかもしれず、ひどいことではあっても悪とは限らないだろうと思う。(ひどいケースが確実に含まれるにせよ)
    「親と子が生き延びるための子捨て」と、捨てなくていい立場の人が気軽にほざく「心中してでも子供は手放さないのが親の愛!」という批判を連想した。

    …でも、就労が自発的だと過酷な搾取に遭っても本人すら被害に遭ったことを自覚できなかったりするから、この定義をいったん受け入れるべきなのかな。
    気になるところはあるものの読んでよかったと思う。

    子供にも読める書き方が「易しい」よりは「生ぬるい」になってしまっている感じもある。
    「気にかけましょう知りましょう」がお友達と話し合いましょうだけじゃなくて、紙媒体の本がネットを有効活用しようとしているのが今時らしくて面白い。

  • タイトルが気になって読んだ本。

    現在でも、思っていた以上に広範囲且つ多数の人が人身売買の被害にあっているというのはショックだった。
    偶然に生まれついた国により、人権を迫害され差別をうけなければならないのはよくない。自らブローカーに海外での仕事を依頼する人も、家族のためにと必要に迫られていることを忘れてはならないと思う。

    利益につながることに人が集中する資本主義の弊害だ。
    格差がある以上グローバルマーケットは広がる一方だろうが、利益以外のインセンティブで幸福感を満たす経済行動が浸透しないだろうか。浸透させたい。

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