発達が気になる子のための自立・就労トレーニング: 家庭・学校・社会生活での支援と訓練

制作 : 田中 和代 
  • 合同出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772611718

作品紹介・あらすじ

お金の使い方を学ぶ、がまんする、あいさつする、計画を立てる、自分のためだけではなく人のためにも働く…

発達障害者が社会で自立して生きていくために必要な力を身につける。
就労訓練所の施設長が教える家庭ではじめる訓練法。
当事者、家族、支援者必携の一冊。
知っておきたい法制度、障害者・福祉サービス解説充実。

感想・レビュー・書評

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  • 発達障害と診断された子の親は色々なことを
    子どもが小さいうちから諦めないといけないことが
    多い中で長い年月を長いスパンでとらえて
    最終目標の自立に向けて頑張って育てている。

    自然に身に付かないことが多く(会話ですら!
    というか会話は発達障害児には高度なもの。
    赤ちゃんですら非言語コミュニケーションは
    取れるのに発達障害児にはそれが難しい)
    学校の教育だけではなく生きていくための技術を
    身に付けることが大切だとしみじみ思い至りました。

  • いろいろなケースが紹介されているけれども、因果という関係があまりにシンプルすぎるかもしれない。わかりやすいことはわかりやすいが、結局支援はケースバイケースなのでそのままあてはめてしまってもうまくいかない例があるだろう。その限界を知ったうえで取り入れるものは取り入れる意義はあると思う。

  • ※おすすめ!この観点がない教育(特別支援教育に限りません)は、うさんくさい。

     学校でうまくいっているからこの先だいじょうぶ、と安心してはいけないようです。むしろ学校であまり大事にされていないところが仕事に就く際には大事になってくるみたいです。
     また、勉強ができるに越したことはありませんが、「勉強だけできればだいじょうぶ」、ではありません。

     小学校の先生は、就職のことは自分には関係ないから、とか思ってはいないでしょうか?
     保護者は、お子さんが就職することを具体的に想定しているでしょうか?

    ”社会で生きていくときに、不足しがちな能力や態度”(「まえがき」より)
    ・困った場面に遭遇したとき、何とかしようと解決する態度、解決する力。
    ・目的に到達するための計画を立てる力。
    ・自分の得意以外のことに興味を持つ態度。
    ・気が向かなくても一応やってみる態度。
    ・あいさつができること。
    ・がまんができること。
    ・家庭や学校で頼りにされる役割を持っていること。
    ・自分の現状に危機感をもてること。
    ・相手の立場を理解し、気持ちを想像できる力。
    ・自分のためばかりではなく、人のために働けること。
    ・思うように身体を使って作業する器用さ。
     

  • 家内が仕事上、読んでいたので、拝借。

    イラスト入りでわかりやすい内容でした。

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著者プロフィール

第1〜6章担当。NPO福井女性フォーラム理事長。「発達障害者のためのB型作業所 さくらハウス」施設長。臨床心理士。静岡県静岡市生まれ。福井大学大学院修了。小中高校教員、東北公益文科大学教員を経て現職。おもな著書:『高機能自閉症・アスペルガー障害・ADHD・LDの子のSSTの進め方』『ゲーム感覚で学ぼうコミュニケーションスキル』『教師のためのコミュニケーションスキル』『先生が進める子どものためのリラクゼーション』(いずれも黎明書房)ほか。

「2013年 『発達が気になる子のための自立・就労トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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