学校給食アレルギー 事故防止マニュアル: 先生・親・子どもとはじめる危機管理

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  • Amazon.co.jp ・本 (94ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772611916

作品紹介・あらすじ

食物アレルギーのある子どもが安心して給食を食べるには?

長年、アトピー・アレルギー性疾患の患者とその家族のサポートをしてきた著者がやさしく解きます。
保育園・幼稚園・学校現場・家庭、必携の本。

感想・レビュー・書評

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  • 374.94-アカ 300364684

  • 学校給食によるアレルギー事故を防止するためのマニュアル。情報を学校関係者と保護者、関係機関、児童が共有し、事故防止に努めることが大事。もちろん訓練も必要。
    特に該当児童だけではなく、周りにいる児童も知っており、理解し配慮することが重要であると思った。

  • 近年問題化した給食での食事による
    「アレルギー症状 ー幼児の死亡事故」など学校給食による事故の問題点と解決案を提示しています。

    各項目ごとにポイント分けがされ、参考文献やデータも明示されているので読みやすかったです。
    ポイント→以下の3点
    ・アレルギー症状に関しての理解と周知を求める
    ・給食ではなく、お弁当を持参させるといった対応では限界。どのような対応が必要が学校側、生徒、保護者、調理者、栄養士などを交えた議論が必要
    ・事故防止のための対応マニュアル作成や講習会を開く

    ー脱線ー
    そもそもアレルギー症状が出やすくなった原因の一つに人間の体内にいる寄生虫や細菌に触れる機会の減少が挙げられています。

    公衆衛生の発達…下水施設・設備の発展、細菌を忌み嫌う・清潔であることを必要以上に意識しすぎる風潮など
    元々、人間は体内に寄生虫や細菌を保持しており、これらの微生物が体調を整えたり、病気を抑制する効果を持っています。
    ただ、近代化により公衆衛生が発展すると、細菌や寄生虫を意図的に排除する動きが出てきました。
    これらのものと向き合うべき時なのかもしれません。
    参考書籍ー「寄生虫なき病 モイセズベラスケス=マノフ」

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著者プロフィール

NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク事務局長・専務理事。自分と子どものアレルギー疾患をきっかけに、アレルギーのある子どもの母親の現状を知り、民間シンクタンクを経てNPO法人アトピッ子地球の子ネットワークを設立。アトピー・アレルギー性疾患がある患者とその家族を支援するため多岐にわたり活動している。

「2014年 『学校給食アレルギー 事故防止マニュアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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