属国・日本論

著者 :
  • 五月書房
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本棚登録 : 54
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772704304

作品紹介・あらすじ

アメリカの対日戦略を暴く!!この本は、決して日本国を貶めるために書かれたものではない。日本人がこの国を、勝手に立派な大国だと思い込んでいること自体が、日本国の危機だと思う。私たちは、自分たちの足元を見つめ、決して威張らないで着実に生きていく国民でなければならない。事実を冷酷に見つめるところから、次の対策が次々に生まれてくるだろう。私は自分の生まれ育った国を深く愛するが故に属国・日本論を唱えた。副島隆彦の主著全面改訂版!日米関係を震撼させた衝撃のロングセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 副島隆彦氏の出世作。97年当時はアメリカの一国覇権体制が圧倒的だったが、今はまた多極化して、米中露が共同管理する体制になって来ている。それらの大きな世界の流れを副島氏が当てて来ていることが分かる。

    石原慎太郎氏の「NOと言える日本」(1989)については全体として反米主義となってしまい、日本の進路を誤るのではないか、と述べている。日本がアメリカの実質的な属国Tributary State)である現実を冷徹に認識し、その上で国家戦略を練らねばならないと説く。

    今回の本で初めて読んだ説として、御巣鷹山の日航機墜落事故が、米軍の練習戦闘機によるミサイル誤射というものと、佐藤栄作元首相による沖縄への核持込みの密約が米中正常化してソ連を牽制する布石だったというもの。どちらも本書全体を読むと納得感がある。

    副島氏の師匠である小室直樹氏は偉大な学者であったが、その最大の学問への意欲は日本はなぜ敗戦したのかという点があり、アメリカを知らなかったからだとどこかで読んだ。その点で、副島氏は師匠の仕事をアメリカ政治思想研究で引き継いでいる。

  • 副島節がひびきわたる。

    特に、以下の点が傾注に値する。
    ①佐藤首相のノーベル平和賞受賞は、中国にアメリカがつきつけていた銃口(核兵器)をアメリカに下ろさせた、という点にある。

    ②坂本龍馬など日本人の若者が活躍して明治維新が達成されたと思われがちだが、裏にイギリスの武器商人グラバーなどを通じた、当時の列強・イギリスの操作がある。

  • 独自にここまでよく調べたと感嘆した。
    慎重な発言をしようと思うあまりに読みにくい箇所が多々あるけれど、それを差し引いても十分興味深い内容。

    内容の一部:日本は昔は中国、今はアメリカの属国。坂本竜馬がスパイ。佐藤栄作がなぜノーベル平和賞に値し方。など

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プロフィール

1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授などを歴任。副島国家戦略研究所(SNSI)を主宰し、日本人初の「民間国家戦略家」として、講演・執筆活動を続けている。日米の政界・シンクタンクに独自の情報源を持ち、金融経済からアメリカ政治思想、法制度論、英語学、歴史など幅広いジャンルで、鋭い洞察と緻密な分析に基づいた論評を展開している。主な著書に、『税金恐怖政治が資産家層を追い詰める』(幻冬舎)、『トランプ大統領とアメリカの真実』(日本文芸社)、『銀行消滅』(祥伝社)、『ドル覇権の崩壊』『連鎖する大暴落』『アメリカに食い潰される日本経済』(徳間書店)など多数がある。

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