なぜリーダーはウソをつくのか 国際政治で使われる5つの「戦略的なウソ」

  • 五月書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772704977

作品紹介・あらすじ

国家はなぜ互いにウソをつくのか、「戦略的隠蔽」は"国益にかなう"のか、「恐怖の煽動」はどう使われるのか、「ナショナリスト的な神話」はなぜ創られるのか、「リベラル的なウソ」は信じられるか。米国リアリズムの第一人者がはじめて解明する、国際政治とウソの真実。

感想・レビュー・書評

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  • 斬新な視点による分析。リーダー(政治家)が嘘をつく理由を体系分類。豊富な具体例。

    訳者あとがきにまとめられた分類が見やすい。

    ところで個人としての人間はなぜ嘘をつくのか? 利益を得るため、不利益を被らないため、自分の目的を達するため、名誉を守るため… これらは本書で分析されたリーダーが嘘をつくのと本質は同じ。
    しかし個人としての人間には、友人や家族を守るため、というのがあるのを忘れてはならない。

    読了70分

  • それでも国家は自国の利益のために嘘を使わなければいけない。
    嘘の定義がすばらしい。狭義の意味で使うことで隠蔽や騙しと区別している。
    ウソはばれるし、バレなければウソではないのかもしれない。

  • 国際政治でのリーダーの話であるが、組織全般のリーダー、特に企業の経営者・管理者に応用できそうだ。
    その際、「ウソ」の再定義、リーダーシップのあり方等の議論を整理する必要がある。

  • 国際政治ではウソをつくことが許されることがある。
    国家のリーダーたちが国際政治でウソを使うりゆうは2つ。1つは国益で戦略的なウソ。もう1つは国家の存続とほとんど関係ない自己中心的なウソ。
    国家間のウソ
    1.厳しい安全保障競争が行われている地域
    2.平時よりも戦時で使われる
    3.同盟国よりライバル国に対してウソをつく

    一般の国民が脅威を理解出来ない場合にもウソをつく

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