- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784773002621
感想・レビュー・書評
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水の記憶 のシリーズ第二弾。
攻め:佐々木洸太
受け:如月東栄
元患者だった佐々木が強引とはいえ如月の家で同居するようになり恋人になってひと月。如月は佐々木の愛情を上手く受け止めることが出来ず、求められても自分を解放することが出来なかった。佐々木の事を嫌いではないのに…。
その頃住んでる街では火事が相次ぎ…。
今回、如月は自分の内面を見つめる作業に入りました。自分の大学の先輩に相談したことで、そして自分のカウンセリングした高校生の行動を通して、自分の佐々木に対する気持ちを認識します。
奥手な如月が少しずつ佐々木に寄り添おうとする姿が良かったです。
エチ場面は1回、そして途中までだったりと若干少なめではあるものの、二人の心の襞の部分が丁寧に描写されて読みやすい話でした。
高森という如月の大学時代の先輩が登場するのですが今後の続刊でも出てくるのかな?
雪舟先生の絵は綺麗ですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
佐々木くんと如月先生のご本、第二弾。
たまたま見つけて手にとりました。
あいかわらず少年の心情表現の文体がうまくて、
筆力のある作者さまなのだろうなあと思いました。
サブカップリングの、最後に命がけでやっと想いを
認めてもらえる攻が健気です…いい男になると思います、彼は。
第二弾→第三弾と読んだほうが楽しめたのですよね、きっと。
けれど、火事のシーンはBLらしからぬ感じにページを
多く割いてくれていて、ドキドキさせられました。