憂える天使~アンジェロ~ (クロスノベルス)

著者 :
  • 笠倉出版社
4.23
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本棚登録 : 127
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773085259

感想・レビュー・書評

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  • サブキャラ達が魅力的すぎる……!
    新キャラの殺し屋・フェランドのキャラクターが好みすぎて一気に読んでしまいました。

    少年時代から裏稼業に染まり、闇を携えた孤独な殺し屋がリクの純粋無垢な無償の愛で浄化されるって言うね……もう、堪りません!
    闇属性が圧倒的光を見つけちゃうシチュエーションが悶えるほど大好きで、本来なら敵対する2人がどんどん距離を縮める様子に萌えが止まらない

    年齢差はあっても、似た様な境遇で孤独な幼少期を過ごした2人には通じ合うものがあるのかな……
    「愛」が分からなくて葛藤するリクを、そっと見守るフェランドが尊くて仕方ない……!

    勿論、クラウディオの溺愛レベルも格段にUP!
    日本語を話すテオとフェランドに嫉妬する【特別編】のクラウディオが可愛すぎて悶絶です♡

    続編も電子書籍は挿絵無しだったので、新装版の発売を何卒お願いします……!

  • 続編
    愛される資格があるのか悩む受け

  • 好きすぎる、この手の話。

  • 「僕の悪魔-ディアブロ-」の続編。
    今回もよかったー!
    新キャラ・テオ&フェランドと里玖の絡みがとってもよかったです。特にフェランドがクラウディオとはまた違った魅力があって好き。ふたりはこれからも里玖のよい相談相手になるんだろうな。
    前作ではあまり見られなかったクラウディオの想いがたくさん吐露されていて、その祈りにも似た想いに心打たれました。
    里玖が自分がいない方がいいと「殺して」と頼むところは切なくもどかしかったです。ずっと否定されて育ってきたから無理からぬことなんですが、願わくばこれからは過去のことに負けず、周りの愛情を受け止められる強さを持てるようになって欲しいなと思います。

    前作のロベルトのささやかな仕返しがこんなに尾を引いてるなんて思わなくてちょっとびっくりしたけど楽しかったです(笑)

  • ▼あらすじ
    孤独だった少年・里玖は、マフィアのボスであるクラウディオと結ばれ、幸せな新婚生活を送っていた。だが、何もできない自分はクラウディオに愛される資格はあるのか――心の隅には常に、そんな不安が暗く影を落としていた。悩んだ末、里玖は拙いながら彼に奉仕をしようとするが、大人なクラウディオの愛撫に翻弄され、喘がされるばかり。このままではいけないと屋敷を抜け出し、彼へ贈り物をしようと街へ出た里玖は、殺し屋に攫われてしまい……。

    ***

    どちらかと言えば前作の方が萌えましたが此方も違った面白さがありました。
    とりあえずクラウディオが相変わらず惚れ惚れするほど格好良かったです…!
    ただ、里玖がマイナス思考過ぎてほんのちょっとだけイラッとしました(笑)
    でも言葉が通じない異国で、恋人は誰もが羨む美貌を持ったマフィアのドン。
    釣り合わないと感じるのも分かりますし、里玖自身も過去に虐待を受けてたせいで人の好意や愛を素直に信じる事が出来ないという理由も分かりますが、それにしても良くない方に思考が傾き過ぎじゃないかな、と。

    クラウディオの気持ちも知らずにフェランドに自分を殺して欲しいと告げた時にはどうしてそんな事を言うのかと思わずにいられませんでした。
    しかもクラウディオに救出された後で散々愛し合っても最後の方でまた自分は死んだ方が良いみたいな事を言うし…。
    全然分かってない!って感じで。まぁ、そうは言っても仕方無い部分もありますが…。

    それにしてもフェランドが良い味を出してますね。
    日本語喋れるし優しいし、クラウディオとはまた違った格好良さがあります。
    ガゼッラファミリーの仲間入りをしたんだし、折角良いキャラなのでスピンオフで登場させて欲しいなぁと思ったり…。

  • 珍しく、シリーズ物で1作目より面白かった。
    (たいてい1作目が一番だからな)

    しかし、マフィアの世界が舞台の割におとぎ話。
    リク、天使でもなんでもいいけど、もう少し「男の子」なら☆4つに届くかな。
    これだと、女の子が主人公の方がしっくりいきそう。
    その時点で読まないけれど(笑)

  • けなげさ満点の受けでマフィアものでつぼりました!

  • (あらすじ)
    孤独だった少年・里玖は、マフィアのボスであるクラウディオと結ばれ、
    幸せな新婚生活を送っていた。
    だが、何もできない自分はクラウディオに愛される資格はあるのか―
    心の隅には常に、そんな不安が暗く影を落としていた。
    悩んだ末、里玖は拙いながら彼に奉仕をしようとするが、
    大人なクラウディオの愛撫に翻弄され、
    喘がされるばかり。
    このままではいけないと屋敷を抜け出し、
    彼へ贈り物をしようと街に出た里玖は、殺し屋に攫われてしまい…。


    (感想)

    クラウディオ(マフィアのボス)×白瀬里玖


    前作をまだ読んでない(積本)くせに続きから読んだ私…
    でもこの1冊だけでもまぶたがはれた~(T T)

    こういう素直で健気で自分を卑下するキャラって、行き過ぎると、
    うっとおしいキャラにもなりうるんだけど里玖は良い~vv
    だからこそ、闇を抱える周りのキャラ達が里玖に惹かれてしまうんだろうね。

    年の差っていうのにもやられてしまいました。

    そしてクラウディオにフェランドというキャラをまだまだ見てみたいです!!
    特にフェランド好み!!

    里玖にとって、クラウディオとはまた別に心のより所になるキャラだと思います。
    だけどそれに嫉妬するクラウディオが浮かんできそう(笑)


    それにしても裏表紙のクラウディオの表情がたまらない!!
    本当に大事な宝(者)を取り返したんだろう表情で良い!!

    その場ですぐに「ギュ~ッ!!」と抱きしめたかっただろうに、
    よくバスルームまで我慢できました。

  • なんだか笑顔の奥のほの暗さにホロッときます。
    少しでも早く真の笑顔になれるといいのにと思わせる受の里玖。
    今まさに幸せまっただ中のはずなのに・・・・。
    ぜひこの幸せを実感した真の笑顔になれるといいなぁ。クラウディオ(攻にしてマフィアのドン)にはそのためにもしっかり考えてもらいたいです!!

  • 前回よりも断然泣けるし、内容もとっても良かったです。結構早い段階でフェランドに連れ去られてしまうので、里玖とクラウディオが一緒にいるよりもフェランドと居る方が多いのですが、離れていてもお互いを思っての心情が語られたり、里玖の過去のなんかを告白したりと結構切ないしです。でも最後は温かい気持ちになった1冊でした。

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