(感想)
表紙からして可愛くて購入。
帯の文字からして狐の子を産むんだな~っ
裏表紙を見て、ああっ、これが生まれた子なんだな~っと
楽しみながら読んでましたが、アレレ???
なんだか愛がない?
で、読んでいくうちになるほどな~。
タイトルの付け方上手いって思いました。
「デキ狐(こん)」その音の通り
先にお腹に赤ちゃんができてるんですね。
手違いで人間のお腹に狐(神さま)の子が宿り
その子が生まれる2か月間をその親となる神さまや
その世話をしてるカラスや小鬼と共に過ごすことに。
初対面でお腹に狐の子?!
そりゃ愛がある方がおかしいわな。
なので最初はお互い喧嘩ばかりで甘い雰囲気なんて全くない。
だけどだんだんとお腹の子のせいで体調を崩してきた時から
不器用なんだけど神さまの優しさが見えてきたり…
そして生まれてきましたよ可愛い赤ちゃんが!!
(超可愛い)
ここからは子育てストーリーでしたね。
そして2人もだんだんといい雰囲気になってるのですが
いつまでも人間の世界にいるわけにもいかず
元の世界に戻っていってしまいます。
普通だったら子供が生まれて幸せで終了なんですが
別れが待ってたんですね。
でもそれで終わるわけはないので
ちゃんと最後は神さまがいいようにしてくれてますよ。
どうせなら後日談で子育てがもう少し読みたかったです。
だってあの可愛い2匹がどんなふうになるのか気になる~っ。