きみを見つけに (クロスノベルズ)

  • 笠倉出版社
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本棚登録 : 46
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773087796

感想・レビュー・書評

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  • 美容外科医×カフェ店員
    年の差スパダリ溺愛系か・・・?と思ったら身代わり彼氏でした。
    出会いがちょっと・・・攻めが身勝手すぎると思ったけど。
    受けの遥斗が攻めの佳明の過去(元カレ?)を知ってからのすれ違いはキュンキュンしました。

  • なんで購入したのかわからないのですが、部屋に積読してあり、このご時世で暇だったので読みました。
    なんで積読したのでしょうか。
    面白かったです。
    新書というのは結構とっつきにくいため、ため込んでしまうケースが多いのですが、読みごたえがあって面白い本が多いような気がいたします。今回もそのケース。
    正直、表紙だけ見たら軽い恋愛話ということで遠ざける作品。表紙、変えた方がいいと思います。絵描きが悪いのではなくて、デザインがよくない、きっと。もっと重たいような…。
    小説自体も、恋愛が重たくて結構拗れた佳明と、純粋ピュアな遥斗のふたり。過去のこともドラマチックに綺麗に描かれていて、とても惹かれていく展開で面白かったです。

  • ▼あらすじ
    よく見ると綺麗なのに内気すぎて目立たない遥斗は、バイト先のカフェで出逢った美容外科医・佳明に想いを寄せていた。
    でも…きっとこんな気持ちは迷惑。そう恋心を抑える遥斗だったが、ある日佳明から「きみは理想の人だ」と告白される。
    思わぬ恋の成就に夢中になる遥斗。
    だが佳明の本当の「理想の人」は遥斗にうり二つの昔の恋人だった。
    そんなこととも知らず、もっと彼好みになりたいと佳明に言われるまま、遥斗は服装や髪型、言動まで変え、一途に心を傾けてゆくが……。

    ***

    凄く面白くて一気に読んでしまった作品でした。
    過去に分かれた恋人に容姿がそっくりだという理由から受けに惹かれ、あっという間に自分の物にしてしまった攻め。一方、攻めが自分を通して別人を見ている事など予想だにしていない受けは攻めに懸命に尽くすんです…。
    その健気っぷりがもう堪らない。受けがとにかく良い子過ぎて好感しかありません。

    じゃあ、攻めはと言うと最初こそ酷いやつだと思っていたのですが、受けを見る目が変わる決定的なエピソードがきちんと描かれているので不完全燃焼にならず、この辺は作者さんの文章力の高さが窺えました。
    なにせ完全に顔から入った恋なので、一歩間違えれば攻めの印象は最低になってしまいますからね。そういう評価にならなくて本当に良かったです。

    個人的にグッと来たシーンはやっぱり受けがレストランで攻めを待ち続けるシーンですかね。
    このエピソードがきっかけで攻めは初めて受け自身に目を向ける事になるのですが、攻めが心変わりするに相応しい、インパクトのあるシーンだったな、と思いました。
    また、攻めの美容外科医という職業もただの設定で終わらせるんじゃなくて作品にきちんと活かされており、なかなか興味深い説明もあったりして、そういった点でも読み応えと面白さがしっかりと感じられる満足度の高いストーリーでした。(^^)

    全体的にあまめの雰囲気の作品ですが、適度にシリアスなシーンもあるので飽きる事なく最後まで楽しめるかと思います。
    特にエロよりもストーリー重視派な方には是非ともお勧めしたい作品の一つです。
    初読みの作家さんでしたが、思いがけず素晴らしい作品に出会えたのでこれをきっかけに他の作品も読んでみるつもりです。
    評価は文句なしの★5という事で!

  • 美容外科医・橘高✕カフェでバイトする大学生・遥斗。身代わりものです、昔の恋人に似ているからとお付き合いに至る事はともかくとして、元カレに似せようと髪型やら言動を変えさせようとした攻には気分が悪くなる… 途中自分が酷い事してると反省したようだけど、遥斗は優しすぎです! ちょっとバレてからの展開が駆け足だったのが残念ですが、遥斗の想いにウルッとさせられた。あと美容整形で額の形を変える事が出来ないと初めて知ったわ…

  • 攻め:橘高佳明
    受け:平井遥斗

    異動したアルバイト先のカフェで出逢った年上の橘高に付き合って欲しいと言われ幸せな日々を過ごす遥斗。引っ込み思案な遥斗は橘高にもう少し自己主張をするようにと言われそれすらも嬉しい。
    だが橘高は遥斗に瓜二つの昔の恋人の面影を追っていて、、、。


    昔の恋人の事を知った時にもう一波乱あるかな?と思いきや、そういうドロドロには突入せず、素直に自分の気持ちを語る攻め、そしてそれを素直に聞く受け。そこがうえだ先生ぽく、優しくて素直な登場人物たちだなぁと思いました。
    物語的にはもう一波乱あればグッと重みはましたのだろうと思うけど、あえてそこまでドロドロにせず、あっさり二人が気持ちを通いあわせる事が出来て良かったなと思います。

  • うえださんを読むのはこれで3冊目。これが一番感情移入できて良かったです。ただ薄味なのは変わらずで、ちょっとしたエピと告白だけでハッピーエンドというのは、サラッとしすぎなような気も。収録のSSももっと甘さがあればなあという感じ。でも総じて心理描写も丁寧で好感が持てました。

  • あらすじ
    ぜんぶ信じていいですか?

    よく見ると綺麗なのに内気すぎて目立たない遥斗は、バイト先のカフェで出逢った美容外科医・佳明に想いを寄せていた。
    でも…きっとこんな気持ちは迷惑。そう恋心を抑える遥斗だったが、ある日佳明から「きみは理想の人だ」と告白される。
    思わぬ恋の成就に夢中になる遥斗。
    だが佳明の本当の「理想の人」は遥斗にうり二つの昔の恋人だった。
    そんなこととも知らず、もっと彼好みになりたいと佳明に言われるまま、遥斗は服装や髪型、言動まで変え、一途に心を傾けてゆくが……。

    佳明の傲慢さがなりを潜めていく過程とか、事実を知った遥斗に懺悔するあたりとかは胸が空く。
    遥斗は、簡単に許しすぎだと思う。もっと反省させるべきだ。

  • 設定も展開もよくある感じですがいいお話でした。

  • 美容外科医の佳明×大学生の遥斗。
    佳明がなかなかの最低っぷりでした。でもある時点からは自分のやったことを後悔し始めたし誠実だったのでまあいいかと。それだけ想いが深かったということだし、それ以上に遥斗のことを大切に思うようになってくれたし。
    大人しく初々しい遥斗がとても可愛らしかったです。初めての恋に一途に心を傾けていく様は、佳明のことを知っているだけにとても切なく見守ってしまいました。史紀のことを知ったときはもっと詰った方がいいよと歯痒く思ったりもしましたが、遥斗はそんなこと出来ないんですよね。処置室で静かに涙を流す遥斗には胸が引き絞られるような気持ちになりとても切なかったです。でも今まで見せたことのないような激昂したり頑なだったりという姿も見せて、おかしな言い方だけどちょっと安心しました。佳明もだいぶ動揺してたし。
    佳明の酷さより遥斗の擦れてない素直な性格が上回った感じです。よかった。

  • 泣いた〜。うるうるのきゅんきゅん。切ない。

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