てのなるほうへ (クロスノベルス)

著者 :
制作 : 小椋ムク 
  • 笠倉出版社
3.55
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  • (3)
  • (1)
  • 本棚登録 :76
  • レビュー :15
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773088021

感想・レビュー・書評

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  • のっぺらぼう×盲目の青年

    目が見えないので妖怪であることに気づかず、心を通わせていくお話。のっぺらぼうの草枕が心を開く場面でうるっときました、妖怪と人間だから時の流れが違うという切なさも、じわっと最後に混ぜて来るのが切ない。

    イラストでどう表現されてるのかな?と思いましたが
    違和感なくて凄いなぁと思いましたw

  • 視覚障碍者の主人公と長年生きた妖怪のラブストーリー。
    変わった設定の作品で、こういった話は他でないだろうなと思いつつ、なんでこの話を作ったのか気になりました。ツイッターというのはわかったのですが、受けの誕生が気になります。
    全体的に明るく仄々としてよかったですが、心に残るようなこともなく。

  • 途中までは面白かったです。のっぺらぼう×盲目の青年という設定も、ありそうでなかったところも良かった。でもこのままどうなるんだろう?と読み進めていたら、キュンとしないままうやむやのようにHシーンになだれこみ、ちょっとあっけにとられてしまった。何かが足りない気持ち。

  • ★3.5。春宵の恋人はどんな人だろうか。

  • 寂しがりやな妖怪のっぺらぼう・草枕×一般企業に勤める中途失明者・巽。攻がのっぺらぼう!という新しさとムクさん買い。巽の職場でのシーンは読んでいて痛いし考えさせられるけど、お互い寂しいもの同士がゆっくりと近づいていく展開にホッと心が暖かくなるようなお話でした。巽がホワンとしてるかと思いきやわりと男前なのもいいですね。でも最後に出てきた妖怪と人間、流れる時間の違いにどう向き合っていくのか、これからの2人を思うと切ない… 草枕の親友でろくろ首の春宵のお話は読んでみたいです。

  • ひとりぼっちののっぺらぼうと目の見えない巽との恋が切なくてすごく良かったです。人外がいっぱい出て萌える。少しずつ距離が近づいていく二人が良い。本当は仲良くしたいのに草枕を構い過ぎちゃう妖怪がいいなあ。

  • のっぺらぼう×目の見えない青年。
    怖くないです。ちょっぴり切なくてほのぼの成分多めのお話でした。

    あやかしと人間では住む世界も違って、気持ちも通じ合うのは難しいのではと思ってしまうのですが、草枕と巽には周囲からの疎外感や、孤独な気持ちという共通する苦悩があったので、二人がどんどん親密になっていったのはごく自然の流れとして受けとめることができました。
    ありのままの自分を好きになってくれる相手にめぐり逢った二人は本当に幸せですよね。
    …ただ住んでる世界が違うのが心配の種ですがww
    そこはファンタジーと愛の力で、いつまでも幸せに暮らせるようにと願わずにはいられないです!

    エロ的には、のっぺらぼう攻ってどうかなと危ぶまれたのですが、草枕はとても包容力があって、愛する者をしっかり守ることができるステキな男で安心しました。

    巽はかわいいです。最初はぼっちで心配しましたが、ちゃんと見てる人は見てくれていたことがわかって安堵。妖怪たちも二人を祝福してくれてるようでほっとしました…
    とても心が和むお話でした。小椋センセのイラストがものすごくぴったりでよかったです。

  • のっぺらぼう×人間!意外と面白い。★3.5春宵の話しも読みたいけどせつなそう。

  • 謎の覆面男×盲目の青年。

    ネタバレ注意
    うーん、期待が大きすぎたせいか、なんかスッキリしない。まぁ、攻めの正体はのっぺらぼうなんですが、色々中途半端というか…口だけ出し入れ可能とか、明らかにキスと性行為のとき困るからだろうと…そんなご都合とっぱらって、口無しでどう表現できるかを読んでみたかった。
    盲目の受けがあんなアトラクション?で目が見えるようになるのもいただけない…個人的すぎますが…

  • 初読み作家さん。
    人外もの大好きなうえに、メインがのっぺらぼうというとんでも設定に興味を引かれて購入。
    小椋ムクさんの挿絵のおかげもあって、妖怪のおどろおどろしさとか、そういったものとは無縁なかわいらしい仕上がりになってます。

    のっぺらぼう×中途失明者というCPですが、障碍者を題材として扱う場合、結構作家さん側も神経使ってるなというのが文章から透けて見えることが多いのですが、この作品は相手がのっぺらぼうということもあり、変な緊張感なく読めて良かったです。
    とはいえ、受の境遇や会社での人間関係などは、結構考えさせられることもあり、お局さまには気分が悪くなったり……。

    受の性格が比較的穏やかで、攻との出会いからゆっくりと想いを重ねていく描写はとても丁寧で、自然と引き込まれていきます。
    見えない世界だからこその設定がちゃんと生かされていて、攻のコンプレックスや戸惑いにもちゃんと焦点が当たっていて良かった。
    お互いに寂しさを抱えていた二人が晴れて結ばれ、受が光を取り戻した時のやりとりには涙腺を刺激されます。
    二百年待った攻に、お待たせしました、という受。
    とても温かい気持ちになり、最後まで楽しく読むことが出来ました。
    欲を言えば、のっぺらぼうな攻を、もっと分かりやすく絵にしてくれたらなぁ……と(笑)

    とにかく読みやすい文章なので、あっという間に読了してしまいます。
    登場人物は基本的に悪者は出てこず、受にいやがらせしていたお局も結局は……な感じで、とにかく全体的に優しい構成。
    それゆえに物足りなさを感じるというのはあったんですが、人の悪意や汚さを見たくない時にはこういうお話はいいなと思いました。
    疲れてるときや、重めの話を読んだ後などには非常におすすめ。
    攻も受も出てくる妖怪も、挿絵から何から何まで全部が可愛らしく砂糖菓子のようなお話でした。

    栗城さんは何冊か積んでいるので、また読む楽しみが出来ました。

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