てのなるほうへ (クロスノベルス)

著者 :
  • 笠倉出版社
3.67
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本棚登録 : 128
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773088021

感想・レビュー・書評

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  • ひとりぼっちののっぺらぼうと目の見えない巽との恋が切なくてすごく良かったです。人外がいっぱい出て萌える。少しずつ距離が近づいていく二人が良い。本当は仲良くしたいのに草枕を構い過ぎちゃう妖怪がいいなあ。

  • のっぺらぼう✖️視覚障害者
    人間からも怖がられ、同じ妖怪からもつまはじきにされる草枕。ある日初めて鏡を見た彼はそこで自分がのっぺらぼうだと知った。それからずっと誰とも交わらずに生きてきた寂しがりやな彼がある日視覚障害者の巽と出会う。
    見えない彼は人間からしたらおかしな狐の面を被った草枕と親しくしてくれて…

    ラストに近づくにつれ、妖怪たちがどんどん出てきますが、好奇心の強いちょっとイタズラ好きな面白い妖怪たちで、ストーリーも可愛いお話でした。

  • のっぺらぼう×盲目の青年

    目が見えないので妖怪であることに気づかず、心を通わせていくお話。のっぺらぼうの草枕が心を開く場面でうるっときました、妖怪と人間だから時の流れが違うという切なさも、じわっと最後に混ぜて来るのが切ない。

    イラストでどう表現されてるのかな?と思いましたが
    違和感なくて凄いなぁと思いましたw

  • 視覚障碍者の主人公と長年生きた妖怪のラブストーリー。
    変わった設定の作品で、こういった話は他でないだろうなと思いつつ、なんでこの話を作ったのか気になりました。ツイッターというのはわかったのですが、受けの誕生が気になります。
    全体的に明るく仄々としてよかったですが、心に残るようなこともなく。

  • 途中までは面白かったです。のっぺらぼう×盲目の青年という設定も、ありそうでなかったところも良かった。でもこのままどうなるんだろう?と読み進めていたら、キュンとしないままうやむやのようにHシーンになだれこみ、ちょっとあっけにとられてしまった。何かが足りない気持ち。

  • ★3.5。春宵の恋人はどんな人だろうか。

  • 寂しがりやな妖怪のっぺらぼう・草枕×一般企業に勤める中途失明者・巽。攻がのっぺらぼう!という新しさとムクさん買い。巽の職場でのシーンは読んでいて痛いし考えさせられるけど、お互い寂しいもの同士がゆっくりと近づいていく展開にホッと心が暖かくなるようなお話でした。巽がホワンとしてるかと思いきやわりと男前なのもいいですね。でも最後に出てきた妖怪と人間、流れる時間の違いにどう向き合っていくのか、これからの2人を思うと切ない… 草枕の親友でろくろ首の春宵のお話は読んでみたいです。

  • のっぺらぼう×目の見えない青年。
    怖くないです。ちょっぴり切なくてほのぼの成分多めのお話でした。

    あやかしと人間では住む世界も違って、気持ちも通じ合うのは難しいのではと思ってしまうのですが、草枕と巽には周囲からの疎外感や、孤独な気持ちという共通する苦悩があったので、二人がどんどん親密になっていったのはごく自然の流れとして受けとめることができました。
    ありのままの自分を好きになってくれる相手にめぐり逢った二人は本当に幸せですよね。
    …ただ住んでる世界が違うのが心配の種ですがww
    そこはファンタジーと愛の力で、いつまでも幸せに暮らせるようにと願わずにはいられないです!

    エロ的には、のっぺらぼう攻ってどうかなと危ぶまれたのですが、草枕はとても包容力があって、愛する者をしっかり守ることができるステキな男で安心しました。

    巽はかわいいです。最初はぼっちで心配しましたが、ちゃんと見てる人は見てくれていたことがわかって安堵。妖怪たちも二人を祝福してくれてるようでほっとしました…
    とても心が和むお話でした。小椋センセのイラストがものすごくぴったりでよかったです。

  • のっぺらぼう×人間!意外と面白い。★3.5春宵の話しも読みたいけどせつなそう。

  • 謎の覆面男×盲目の青年。

    ネタバレ注意
    うーん、期待が大きすぎたせいか、なんかスッキリしない。まぁ、攻めの正体はのっぺらぼうなんですが、色々中途半端というか…口だけ出し入れ可能とか、明らかにキスと性行為のとき困るからだろうと…そんなご都合とっぱらって、口無しでどう表現できるかを読んでみたかった。
    盲目の受けがあんなアトラクション?で目が見えるようになるのもいただけない…個人的すぎますが…

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