鴎外と漱石の苦悩した個人と社会の問題は、やがて二十一世紀を迎える今日もなお新しく、解決を求められ、重要さを増している。
中村啓 一九七三年、東京都生まれ。第七回「このミステリーがすごい!」大賞・優秀賞を受賞し『霊眼』にてデビュー(文庫化に伴い『樹海に消えたルポライター~霊眼~』に改題)。他の著書に『奄美離島連続殺人事件』『美術鑑定士・安斎洋人「鳥獣戯画」空白の絵巻』(いずれも宝島社)などがある。 「2019年 『ZI-KILL 真夜中の殴殺魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」