アナキストサッカーマニュアル―スタジアムに歓声を、革命にサッカーを

制作 : Gabriel Kuhn  甘糟 智子 
  • 現代企画室
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本棚登録 : 39
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784773812190

作品紹介・あらすじ

サッカーをとりもどせ!
サッカーは「大衆のためのアヘン」なのか?
偏狭なナショナリズムを超え出て、サッカーは新たな連帯の地平を切り拓くのか?
ヨーロッパ、南米、アフリカ……、世界各地からひろい集められた無数の声が、この魅力あふれるスポーツの歴史と華やかなサッカービジネスの裏側、フットボールを心から愛する人たちの多様な実践を描き出す。ラジカル・フットボーリズム入門、決定版!

木村元彦氏(ノンフィクション作家)推薦のことば
サッカーで世界を可視化する面白き本が翻訳された。一例を挙げよう。本書は「左派的サッカー」という言葉を生み出した人物としてアルゼンチン代表監督のルイス・メノッティを紹介している。アルゼンチンW杯で優勝したのは有名だが、直後、軍事独裁政権のビデラ大統領との握手を拒否、その後のインタビューでも「貧しき者との連帯」を語っている。サッカーと親和性があるのは右派ナショナリズムだけではない。その多面性を知るためだけでも一読の価値はある。

本書に登場する人々、チーム、団体、大会…… ペレ、ベッケンバウアー、メノッティ、クライフ、マラドーナ、ボバン、バロッテリ、ボアテング、朴斗翼、イブラヒモビッチ、メッシ、ロナウド、ベッカム、ジダン、アベランジェ、バイロン・モレノ、フリット、プラティニ、ソクラテス、フォルカー・イピッヒ、ルカレッリ、ミッコリ、ロマーリオ、ガリー・ネヴィル、ハビエル・サネッティ、ウラゲー(オレゲール)、ガスコイン、中田英寿、カントナ、カミュ、ネグリ、オスバルド・バイエル、マーカス・ガーヴェイ、カプシチンスキ、ナボコフ、パゾリーニ、ガレアーノ、ジャファール・パナヒ、ゲバラ、マルコス副司令、アスガー・ヨルン、ムッソリーニ、ヒトラー、セク・トゥーレ、モブツ、フランコ、フセイン、カダフィ、ベルルスコーニ、ビデラ、金日成、ルラ、オジャラン、アウストリア・ザルツブルク、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘン、ディック・カーズ・レディース、アルヘンティノス・ジュニアーズ、ボカ・ジュニアーズ、インデペンディエンテ、アヤックス・アムステルダム、シャルケ04、アフィア・コナクリ、ディナモ・キエフ、CSKAモスクワ、レアル・マドリー、ACミラン、レッドスター・ベオグラード、ベルファスト・セルティック、セルティック・グラスゴー、FCバルセロナ、アスレティック・ビルバオ、FCザンクトパウリ、コリンチャンス、ASリヴォルノ、インテル・ミラノ、オモニア・ニコシア、ラージョ・バジェカーノ、パルティザン・ベオグラード、フラメンゴ、ロサリオ・セントラル、ハポエル・ブネイ・サフニン、ベシクタシュ、FCユナイテッド・オブ・マンチェスター、AFCリヴァプール、ブリストル・イーストン・カウボーイズ&カウガールズ、FCヴォヴァ、FCアウトノモス、FIFA、CONMEBOL、IWW、UEFA、AFC、CAF、IOM、ピープルズワールドカップ、トゥパク・アマル革命運動、国際ゲイ・アンド・レズビアンサッカー協会、ホームレス・ワールドカップ、F_in、BAFF、ブリガーテ・アウトノーメ・リヴォルネージ、メデジン・カルテル、イギリス国民戦線、アンチ・ファシスト・アクション、欧州サッカー反人種差別行動、コマンド・ウルトラ、ラジカル・ファンズ・ユナイテッド、ウルトラアスラン、TÁL、リバタリアン・フットボールカップ、反人種差別ワールドカップ……

感想・レビュー・書評

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  •  サッカーと社会的な運動を絡めた活動についてまとめられた一冊。

     サッカーは大衆のアヘン(ガス抜き)なのか。確かにその一面もあるが、サッカーはアヘンになるだけの存在ではない。むしろその逆に政治的な活動の基盤にもなりえる。人種差別や性差別に反対し、商業主義やグローバリズムへの反発をサッカーを通して活動している人は世界中にたくさんいるのだ。サポーター、選手、チーム、世界中の様々なアナキストが紹介されている。さらに新しいサッカーの形まで考えられ行われている。すごい!

     社会を変える運動を考える上でも、スポーツと政治の在り方を考える上でも大きな力を与えてくれる必読書。東京オリンピックの決定で、スポーツってこれでいいのかなんて思ってる人にもぜひ読んでほしい一冊。

  • サッカー本として読むととてつもなく辛い。
    なかなか難解な一冊。

    サッカーを政治、思想、文化などと関連付けてサッカーにおけるアナキズムをいろんなケースから紐解く。

    サッカーを楽しみたい人にはお薦めしません。

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著者プロフィール

Gabriel Kuhn1972年、オーストリア、インスブルック生まれ。サッカーのセミプロリーグの選手だった経験がある。1996年にインスブルック大学より哲学の博士号を獲得。現在はストックホルム在住の文筆家、翻訳家。日本語に翻訳された書籍に『アナキストサッカーマニュアル』(現代企画室、2013)がある。

「2013年 『海賊旗を掲げて 黄金期海賊の歴史と遺産』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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