学はあってもバカはバカ

著者 :
  • かまくら春秋社
3.15
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本棚登録 : 29
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774002767

感想・レビュー・書評

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  • 居酒屋で耳にしそうな説教をそのまま本にしたような一冊。

    冒頭の宮澤喜一氏の「バカ」っぷりは、為政者なのに評論家になってしまったという歯がゆさ、これは理解したのだけど、宮澤氏自身がバカというより、評論家、ナンバー2にふさわしい個性と、為政者(当事者)という役のミスキャストの問題?結局「バカ」なのは、間違って選んだ、筆者、白洲次郎や司馬遼太郎ひいては国民なんじゃないの。ちなみに自分も、朝日よりは東京(中日)新聞の方を購読しています(笑)

    「言葉の乱れ」についても、理解はするし、変な若者迎合はノーサンキューなんだけど、「苦肉の計」みたいに、誤用がいつの間にか定着して、そちらの方が市民権を得てしまう例もたくさんある。古典の世界からある。

    といいつつも、恐らく筆者はサラブレッド。アッパークラスのコミュニティで生まれ育っているから、今、2世議員、総理の批判が出ているけど、同じことがあてはまるのかも。
    朝日が東京新聞に勝っている(読み応えがある)のは文化、教養面と感じている当方にとって、このタイトルはまさに…
    限られた字数で長年勝負してきたと思われる筆者なら、同じ文字数でもっと価値あるものを生み出してほしかった。

    ということで、評価は厳しくも星一つ。
    (辛辣な部分はご容赦。)

  • 「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ」(石川啄木) 仕事をしてたときは、そんな思いをしたこともありました(^-^) 今は人は人、自分は自分、人生を一日一日という感謝の思いです(^-^) 川村二郎 著「学はあってもバカはバカ」、2004.11発行、面白い(思いきった?)タイトルですね。立派な大学を出て、役に立たない人のことだそうです。実践に向かない。修羅場を避ける。大きな失敗をしないが、大成功もない。どこかで人を見下ろしている。著者は、実例として、宮澤喜一氏、加藤紘一氏を挙げてます

  • 書名はやや過激な感じがするが、書かれていることは極めてまっとうなことばかりで、いちいち「そうそう、そうだよなあ」と同感しきりであった。
    こういう人がいろんな現場からどんどんいなくなっていくと、これからの日本はどうなってしまうのだろうと思ってしまう。

  • 日本語への警鐘をマスコミで働く記者に向けた一冊であり、またこれからの活躍を期待しているという相反することを書いていますが、読みやすい整った文章で書かれています。

    「粗にして野だが卑ではない。」という言葉もいい言葉です。著者の言葉でないですが。

  • 学のあるバカ 実戦に向かない人、修羅場を避ける人  昔の親は知識がないかわりに知恵があったし、教育がなくても教養があった 海老沢泰久 F1地上の夢

  • 本書冒頭、著者が朝日新聞出身とわかって、読むのをやめようと思ったが、双葉学園のシスターの生徒たちへの話、
     シスター「みなさんはなぜ双葉にきているか、しっていますか」
     生徒たち「いい大学に入るためです」
     シスター「違います。みなさんは、よきレディーになるために双葉にきたのです」
      ・・・
     シスター「世の中には勉強はできても役に立たない人がいます。
           私はそういう人を『学派あってもバカはバカ』といいます」
    がなかなか面白かったので、もう少し読もうと思い直した。
     読み進めてみると、女子アナ等への言葉使い批判などは朝日系ヒステリックさ(もしかしたら、ジャーナリスト全般かも)を感じさせるものの、この著者は、「朝日=左翼+アンチ日本」というステレオタイプには全く当てはまらない思想の持ち主であることが判明。安心して、読書続行。
     しかし、驚いたのは、著者が「日の丸掲揚」、「君が代斉唱」に賛成であること。こういう人が朝日にいるとは、朝日にも言論の自由はあるのかもしれないが、週刊朝日への異動は、やはり言論の自由に対する姑息な弾圧かも知れぬ。
     全体としては、及第点を与えてよいエッセイだと思う。特に著者の父への文は感動した。

  • 言葉は生き物であって、時代時代で変化していくもの。なので、美しい日本語とか、誤った日本語とか、目くじらを立てて、現代の言葉を責めるのは、あまり好きではありませんが、でもやっぱり相手が不快な気分になったり、おや?と思わせるような言葉使いは慎みたいもの。まぁ、少しご年配が(私も含めて)常日頃思っているようなことが、軽快に語られています。ぜひ、若い方にも読んでいただきたいな。印象的な言葉としては記者(著者の元職業)は職人であって芸術家ではない。という言葉。私の周りにも○○ライターで芸術家気取りがいますが、教えてあげたい、いい言葉です。

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