脳をパワーアップしたい大人のための「脳のなんでも小事典」 (〈@〉Science)
- 技術評論社 (2004年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774119922
感想・レビュー・書評
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脳についての学説、さらに細かい雑学知識まで全て入りの本
目次
<blockquote>第1章 頭の中をのぞいてみよう
第2章 脳はからだ全体をコントロールする
第3章 脳がなければ見えないし感じない
第4章 覚える・学ぶ・考える脳
第5章 脳にとって眠りとは
第6章 脳が病むとどうなるか
第7章 脳の老化を防ぐ
第8章 脳を鍛える
</blockquote>
正直、この本は良かった。
情報のきめが細かく、かなり小さい情報も書かれている。
過去にこの手の本を多数読んできたが、恐らくこれが決定版になるんじゃないだろうか?
今月テーマの目的として、読書術は脳の中で実際に有用なのかについて考えるつもりで脳科学を選ぶことにしました。結果としては、かなり見えてきたように思います。
それについては、またブログで記事をあげるとして、ここでは、本の感想を。
先ほども書いたが、細かい情報まで多く載っており、興味深い。
<b>「年とともに一日が短く感じられるようになるのはなぜ?」</b>とか、興味深いっしょ?
本書では、<b>「大人になると、毎日同じような生活が続くことにより、脳が退屈をしているからだ」</b>と述べられている。
正直、これにはかなりショックを受けた。というのも、同時に脳が記憶するためには、反復学習がいい(これは実際に有用である)というのを信じてたのだが、これだと覚える為には、脳が退屈して更に時間が短く感じられてしまうのか……と思った。
この本では、それ以外にもいろんなことが書かれているが、割と有名なエピソードや、学説も載っているので、多少脳科学をかじってる人にとって見ると、そういう瑣末な知識のほうに重みを置くかもしれません。
この手の本を初めて読む人にとって見ると、ちょっと量が多く感じられると思います。似たような図解本などでイメージや情報を付けてからのほうが、やや早く読めると思います。
しかし、その分情報量としてはこの本のほうが上手。
下手な新書よりは買って蔵書化しておくべき一品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちょっと古いけれど
ちゃんと脳について解説している。