いちばんやさしい オブジェクト指向の本 (技評SE新書 007)
- 技術評論社 (2007年1月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774130156
感想・レビュー・書評
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・オブジェクト指向を分かりやすく説明した良書。
・プログラム言語の歴史を構造化→モジュール化→オブジェクトと順を追って説明しているのが大変良い感じ。
やっぱり物事を理解するには、生い立ちから入るのって大事だよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「1番やさしい」とはいっても、あくまで経験者にとって。
例えばプログラムを触ったことのない人が本作読後「では、オブジェクト、クラス、メソッドの違いを論ぜよ」と聞かれて応えることは困難です。
対象者としては、実際にプログラムを書き始める段階にいる、ある程度コンピュータに詳しい人が最適です。
ケーキ屋の例えはものすごく分かりやすい。
だから1番力になるのは、これを実世界に置き換えて自分なりのオブジェクト指向プログラミングを書いてみる、或いは紙に簡単な図でも作成してみることかと思います。
何にせよ、読んだだけで全てを納得できる本では到底ありません。 -
簡単な事例や具体例から解きほぐすオブジェクト指向の解説本。
分かりやすくお勧めです。 -
javaやc++といった個別の技術についてではなく、その背後にある「オブジェクト指向」そのものについて解説した入門書。
オブジェクト・メッセージ・属性などの概念をプログラミング言語からは離れたエピソードで解説し、その後、どんな課題を解決するためにオブジェクト指向が生まれてきたのかをプログラミング言語の歴史を概観しながら説明していきます。
オブジェクト指向を知っている/知らないで、各概念の解説がかったるかったり、実装例の説明がちんぷんかんぷんだったりするのではないでしょうか。事前知識の有無で、拾い読みするのが良いかなと思います。 -
わかりやすかった。技術書(じゃないけど)といっても認知心理学とか広く人間の思考のことにふれられていてよかった。オブジェクト指向の限界や課題とはなに?
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良いと思う。プログラミング言語の歴史を背景に交える事で、なぜ?という部分をうまく補強できている感じ。
経験者でも、オブジェクト指向を改めて見つめ直すきっかけになるのでは。そんな本。だけどまずはオブジェクト指向初心者こそ読むべき。経験者は暇があればの話。 -
デザインパターンの本をamazonで探していたら、「この本を見た人は…」という紹介のもと、オブジェクト指向の本があった。
すごく評価が高かったし、デザインパターンを勉強する上でまずクラスや継承、オーバーライド、インスタンス、オブジェクトなどの概念が曖昧だったのでこれも一緒に読むことにした。
結果、一日足らずで読める量で、オブジェクト指向の大まかな歴史から、オブジェクト指向の考え方、実践まで端的に網羅されている。
この本に書かれている内容自体はそこまで深くはないが、これをもとに自分で考えを広げようとすると(具体的にはケーキ店のような例に沿ってオブジェクト指向で書き出してみると)かなり奥深い。
もっと思ったのは人気のある本というのはやっぱり分かりやすい本が多いんだなと言うこと。 -
たしかにわかりやすかった。
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オブジェクト指向は一つのクラスを定義してそれを使いまわすことを意図したプログラムを作ることと理解した。
要は同じものをいくつも書いたり、用意するよりも一つのモノを使いまわすほうが、コードを書く手間も修正するときの手間も少なくて
すむと言うことだ。
実際にプログラムでどのように利用していくかはこれから。これから