からだビックリ!薬はこうしてやっと効く ―苦労多きからだの中の薬物動態― (知りたい!サイエンス)

著者 :
  • 技術評論社
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本棚登録 : 57
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774136813

作品紹介・あらすじ

薬は病気に効く。当たり前のことだけどこれがなかなか難しい。人間の体から見てみると薬といえどもただの侵入者。体外へ追い出すためにあの手この手で追い回す。そんな追っ手を振り切って患部にだとりつけた薬だけに栄光の「効能」が許される。薬の旅路は苦難の連続。そんな薬の辛い旅路を敬意を持って学んでみよう。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    薬は病気に効く。
    当たり前のことだけどこれがなかなか難しい。
    人間の体から見てみると薬といえどもただの侵入者。
    体外へ追い出すためにあの手この手で追い回す。
    そんな追っ手を振り切って患部にだとりつけた薬だけに栄光の「効能」が許される。
    薬の旅路は苦難の連続。
    そんな薬の辛い旅路を敬意を持って学んでみよう。

    [ 目次 ]
    1 人間の身体は薬を排除したがっているのか?(薬たちのツアー前日―入国方法を勉強しよう;A:吸収という名の入国審査 ほか)
    2 人間の体と薬との巧みな知恵比べ(DDS 薬を届ける3つの技術;プロドラッグ 体内で「薬」に変化するふしぎな薬 ほか)
    3 すごい技術で人間の体と仲良くなった医薬品の歴史(アダラートCR―頻繁な服用の負担から患者を解放した錠剤;ホクナリンテープ―喘息患者の負担を減らした画期的な投与法 ほか)
    4 未来の医薬品はこうやって飲む(食べやすいカップゼリーに薬を封入;ハムスターは頬にタネを蓄え、人間は皮下にインスリンを蓄える ほか)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 漫然と飲んでいる薬もこうやって様々なプロセスを経てやっと効果を発する。前半はやや退屈。副作用のパターンやこれから期待される薬のタイプなど。

  • 素人にもわかりやすく書いてあって、読みやすいです。薬の代謝経路をざっくり概観したくて読んだのですが、目的にぴったりでした。

  • 「飲んだら効くのはあたりまえ」と思っていた薬だが、実は合成化合物である薬は体にとっては排除するべき毒物として認識される。当然、身体はあらゆる生体防御システムで薬を排除しようとする。折角小腸から吸収された薬は、多くが肝臓で薬物代謝酵素「シトクロムP450」により分解され、排泄されてしまう。薬物動態学は身体の中で薬がどのような挙動をとるのかを明らかにする学問で、吸収、分布、代謝、排泄の4つの視点に立って観察する。本書は薬物動態学の立場から、薬を如何にして患部へ到達させるかの研究や実績を紹介する。薬を効かせるというのは実は大変なことで、また、個人個人の生活環境や遺伝子などの違いで薬の効き方も異なるため、将来的には、各人それぞれに対するオーダーメイド薬を処方するのが理想であることがわかる。

  • 2009/6 読。

  • 「ヴォイニッチの科学書」というポッドキャストを聴いているのですが、そこで紹介されていた本です。一応医療従事者なので、知っとかないといけないな〜と思ったんですが、純粋に楽しめます。ほえ〜、と知らない事が結構あってびっくりしました。

  • 飲み薬が体に効くまでには、こんなに障害があるのか。

  • あたりまえですが、薬は服用すれば効きます。しかし、この“あたりまえ”は、実はあたりまえではありません。薬は体にとっては異物である以上、体はあらゆる手を使って薬を排除しようとします。そうした体の防御をすりぬけて患部に到達しない限り、薬は効かないのです。

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