抜群にプロジェクトを成功させる技術 ~PMBOKの科学的理解で培う実践力~

著者 :
制作 : A5 
  • 技術評論社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774137162

作品紹介・あらすじ

本書は、プロジェクトマネジメントの仕組みを「プロジェクト目標達成メカニズム」とらえ、科学的に読み解くアプローチをとっています。これによりPMBOKの考え方の背景にある、暗黙の前提となっている理論や原理原則が明らかになります。つまりプロジェクトマネジメントの本質をすみやかに理解できるようになるのです。本書によってプロジェクトのマネジメントの真髄を得て、プロジェクトを成功させる技術をマスターしてください。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。基本的な内容が分かりやすくまとめてある

  • プロジェクトの成功/失敗を分かつ要因は何か? 生き物のように耐えず変化するプロジェクトを自律的に制御できる状態に維持するにはどうすれば良いのか?
    本書は、プロジェクトが目標達成する「メカニズム」を解明することで、プロジェクト・マネジメントの暗黙の前提を見えるようにすることを目的としています。
    サブタイトルに「PMBOKの科学的理解」云々がありますが、PMBOKをプロジェクト・マネジメントの世界における「共通言語」とみなして、その裏にある基本的なメカニズムを紐解くような内容となっています。従って、本書はPMBOK自体の解説を目的としたものではありません。

    本書は一貫して、「計画(ベース・ライン)策定する」、「計画に従ってプロジェクトを実行する」、「計画と実績の差異を明確にする(フィードバックを得る)」、「ベースラインに回帰すべく対策を打つ」というサイクルに基いて、そのメカニズムを解説しています。

    FP法、三点見積法、EVM、CPMなどの具体的な手法も登場しますが、あくまで根っこの部分として「プロジェクトは計画どおりに進まないことを大前提とし、自律的な制御が可能なうちに素早くフィードバックを得る」ことが基本にあります。

    個人的に面白いと感じたのは、計画の精度を上げることがフィードバックの頻度を減らし管理のためのオーバーヘッドを減らすことにつながる、という本書の主張です。
    いわゆる「アジャイル」なやり方も「素早いフィードバックを得る」ことを重視する点は同じですが、じっくり時間をかけて綿密な計画を立てるよりも、まずは実行してみてチームのベロシティを測ることを良しする点が、PMBOKベースとの違いかな、と感じました。

  • 書店でたまたま出会って買って、久しぶりに読んだプロジェクトマネジメントの本でした。プロジェクト管理についてメトリクスで説明してあり、非常にわかりやすいです。★4つにしましたが、4.5くらいつけたいです。ただし、総論的な内容に留まっている点や、メトリクスをどのように正しく、現場に負荷なく収集するのかの記述はほとんどありません。メトリクスとの絡みも含めて断片的にはどこかで見聞きした内容なので、刺激は少なかったです。入門から次のステップに進む方、プロジェクト管理とメトリクスについて体系的に整理したい方にお勧めです。

  •  新プロジェクトのキックオフも無事終了!!
    今からPJの舵取りが大変。
    現状は、「船頭多くして、船、山に登る」ような状態。

    体系化されたPMBOKに準拠し、プロジェクトを遂行し、
    絶対成功させるぞ!

  • プロマネの内容を網羅しており、入門にはちょうどよい内容。
    正しく/重要な内容が書いてあるが、教科書的で若干ものたりない。
    ・フィードフォワードとフィードバックの組み合わせが、プロジェクトマネジメントの核心部分を構成しているメカニズム
    ・標準期間(月数)=2.7×工数の3乗根

  • 人間社会の行動摂理を書いた内容となっています。
    したがって、プロジェクトマネジャー(PM)に限らず、多くの方に読んでいただきたい本です。
    生きていくうえで役に立つ何かを得ていただければ、著者として望外の喜びです。

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