へんな金属 すごい金属 ~ふしぎな能力をもった金属たち~ (知りたい!サイエンス 60)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774138893

作品紹介・あらすじ

金属と聞くとまず思い浮かぶのが硬くて丈夫な鉄。でもそれだけじゃない。へんな金属、すごい金属がたくさんある。風船のように膨らむ超塑性合金、お湯をかけると溶けるウッドメタル、水で発火するリチウム、毒物タリウム、チーズのように軟らかいカリウム。わたしたちの体内にもカルシウムやマグネシウムなどの金属があるし、レアメタルは日本のハイテク産業に欠かせない。とっても身近で奥が深い金属のふしぎを楽しんでほしい。

感想・レビュー・書評

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  • 金属には多くの種類があります。地球上の元素の種類はほぼ90種類ですが,その7割以上は金属元素です。さらに合金を合わせると,その種類は数え切れないくらいになります。その中には変わった,ふしぎな能力を持った金属があらわれてきます。液晶テレビなどに使われる透明な金属,めがねのフレームやブラジャーなどに使われている形状記憶合金,水素燃料電池の容器にも検討されている,水素を吸収する水素吸蔵合金などなど。本書では,このような金属のふしぎな能力をおもしろく,わかりやすく紹介していきます。(出版社HPより)

    ◆◇工学分館の所蔵はこちら→
    https://opac.library.tohoku.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=TT21738139

  • 「金属」がテーマの雑学集。冒頭で述べられているが、周期表の元素92種のうち70種類が金属である。広すぎて「金属」というくくりにほとんど意味がないのではないかとは思うものの、歴史から現代科学にわたる金属の雑学が広く浅く得られて面白い。

  • この本は、金属とはから始まって、金属特有の特徴と思われている重い硬いについて、そうではない金属もあるという紹介がされている、他にも透明な金属などの珍しいと思われるが実は日用品として使っているものや、金属にまつわる歴史など、金属に関する色々なことが書かれており、参考になった。

  • 金属という言葉からイメージされるものだけではない、様々な性質が紹介されていて面白かった。

  • もともと金属に関しての知識なんてものはございませんが、実用向きではございませんが、5分暇な時間を見つけたらパラパラめくって見るといい時間つぶしになれると思います。

    身の回りの不思議に触れた気がします。

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著者プロフィール

齋藤 勝裕(さいとう かつひろ)
1945年5月3日生まれ。1974年、東北大学大学院理学研究科博士課程修了、現在は名古屋工業大学名誉教授。理学博士。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。
主な著書として、「絶対わかる化学シリーズ」全18冊(講談社)、「わかる化学シリーズ」全16冊(東京化学同人)、「わかる× わかった! 化学シリーズ」全14冊(オーム社)、『マンガでわかる有機化学』『料理の科学』(以上、SB クリエイティブ)、『「量子化学」のことが一冊でまるごとわかる』『「発酵」のことが一冊でまるごとわかる』『「食品の科学」が一冊でまるごとわかる』『「毒と薬」のことが一冊でまるごとわかる』『身のまわりの「危険物の科学」が一冊でまるごとわかる』(以上、ベレ出版)など200冊以上。

「2023年 『「原子力」のことが一冊でまるごとわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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