薬なしで生きる ~それでも処方薬に頼りますか~ (tanQブックス) (tanQブックス 2)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774140353

感想・レビュー・書評

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  •  私は今から約10年前、退職後も会社の病院に健康チェックのため通院していました。薬が必要ないならもう病院に来なくていいと言われ、なんとなく不自然な気持ちになりました。1ヶ月に1回、健康チェックと思ってましたが、病院=薬なんだと。岡田正彦「薬なしで生きる」、2009.12発行。この本のさわりは: ①薬(体にとって異物)は体内をくまなく巡る。病気でない部位にも到達。予測できない副作用が ②薬で血圧を下げても寿命は延びない ③中性脂肪の薬はがん、脳出血が増え、寿命を短くしてしまうだけ。

  • 薬事法 医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器の製造販売が規制
    日本薬局方 くすりの規格書
    法律上、医薬品と医薬部外品、それに化粧品以外でわれわれが口にするものはすべて食品扱いとなる
    特定保健用食品
    栄養機能食品
    グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、コラーゲン等は単なる食品
    アセトアミノフェン 長期内服500mg以上で腎不全リスクが3.3倍

    コレステロール
    LDL 30mg/dl以下 肝臓から分泌される微粒子 過剰になると血管壁に貯まる 悪玉
    HDL 40mg/dl以上 善玉 サイボウから肝臓へ戻される途中のコレステロールを運ぶ微粒子
    TG 150mg/dl以下

  • はあきらめていた命も、今では新薬の登場で助かるようになったといいます。しかしこの常識が次々に覆されてきているのです。大規模に行う新しい調査法によって、病院で処方されている殆どの薬は、のんでものまなくても、寿命に差がないことがわかってきたのです。なかには効果自体が疑わしかったり、むしろ短命になったという恐ろしい薬さえあります。本書は、そのような驚きの結果を紹介するものです。単にセンセーショナルにとりあげるような偏った内容ではなく、著者が20年の歳月をかけ、いろいろな分析した結果です

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著者プロフィール

新潟大学名誉教授。医学博士。専門は予防医学、長寿科学。
1946年京都府に生まれる。新潟大学医学部卒業。1990年より同大学医学部教授。
米国学会誌IEEE Transactions on Biomedical Engineering共同編集長、学会誌『生体医工学』編集長などを務める。
1981年新潟日報文化賞、2001年臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」受賞。
著書『人はなぜ太るのか』(岩波新書)、『ほどほど養生訓』『放射能と健康被害 20のエビデンス』(日本評論社)、『がん健診の大罪』(新潮社)ほか多数。

「2018年 『血圧の薬はやめてもよいか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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