日本人が知らない巨大市場 水ビジネスに挑む ~日本の技術が世界に飛び出す!
- 技術評論社 (2009年11月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774140445
感想・レビュー・書評
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これから水ビジネスにかかわっていく上で、基本的な水に関する問題やひとびとの関心の方向性などについて記述。
わかりやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私たちの身近な資源、水について考えてみませんか?
世界の水の現状・問題、そして日本の水ビジネス。人口増加や生活の質の向上によって、世界は水をより必要とする時代へ突入します。<手書きPOPより抜粋> -
日本の水ビジネスについての実情と課題がよく分かる。
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世界の水事情に関心を持った。
水に対する価値観が変わった。
日本人が考える水(水道水)の価値は低い。湯水の如く使うもの。
多くの国では、飲み水はおろか、生活用水に対しても相応の(想像以上の)対価が必要。
水の権利。
隣接する田畑の間を、枯れそうな川が流れているとき、必ず地主の間でトラブルが起きる。
同じ事が、地域レベル、国レベルでも起きている。
取水権が明確な場合、水の輸出入(ここでの水は、農水や生活用水も含む)は川のある国と、水資源の乏しい周辺国との間では当然行われる。
日本は海に囲まれた島国だから輸出入する必要はない。というより現実的でない。なぜなら、水の消費は、地産地消が原則。輸送コスト、管理コスト半端ない。
生活用水が輸出入される。日本にいると気付かない大陸の常識?
水循環。
地下水が消費され、河川、海に流れて、また雨となって降り、地下に落ちて行くサイクル。
これが損なわれると(地産地消されないと)地下水が枯渇していく。
官民の問題。
公共事業性を強く持つ水道局は、お役所仕事となりがち。高コスト、低サービス、改善の意欲がない。
対策として、監視機能を持つ民間を育てるか、民間に事業移転するかが挙げられる。
▶PFI, PPP -
水ビジネス全般の内容が記載されています。
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立ち読み。
それで十分だと思った。 -
ニュートラルな視点での水ビジネス概論。対談形式が苦手なので、読後にどっと疲れた。
蛇口から出る水が直接飲める国が11カ国しかないことが驚き。
日本(全国)
豪(シドニー)
アメリカ(ハワイ、サンフランシスコ、デトロイト、アトランタ)
スイス(全国)
フィンランド(ヘルシンキ)
スウェーデン(ストックホルム)
デンマーク(コペンハーゲン)
カナダ(バンクーバー)
オーストリア(ウィーン)
フランス
ニュージーランド