見えてきた がんを治す免疫 -アレルギーとがんの治療最前線- (知りたい!サイエンス)
- 技術評論社 (2010年9月2日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774143781
作品紹介・あらすじ
私たちの体を守る免疫の世界を紹介。
感想・レビュー・書評
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長らく積んでたけど、少し前にニュースで、がん拠点病院での免疫療法の実態調査が云々というのを見たし、今度参加する学会で免疫療法に関連するセッションがあるみたいで読んでみた。
もっとがんの免疫療法に関する話題が多いのかと思ったら最初の方にNKT細胞の話があるだけで、中盤から後は免疫やアレルギー一般のことが多く書かれていて、基礎知識のない自分にはむしろありがたかった。「免疫療法バンザイ!」みたいな本だったら嫌だなと思ってたけど、そんなことなかった。
もっと免疫療法が進歩してがん治療として四本柱として確立するようになるといい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知りたい!サイエンスシリーズのガンと免疫についての本。
前半2章が、がん細胞ができる、それがなぜ増殖を止められないのか、そして止めるための免疫細胞NKT細胞(著者のグループが発見)についての有用性について語られている。
後半3章は、免疫が発見された歴史と簡単な仕組み、免疫についてのよくある質問に対しての答え、そして、アレルギーについて書いてある。ガンについてならば前半2章で十分であるが、後半3章を読むと免疫の基本やアレルギーについても理解を深めることができる。
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