日本的ソーシャルメディアの未来 (PCポケットカルチャー)

制作 : ソーシャルメディア・セミナー 
  • 技術評論社
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本棚登録 : 238
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774145280

作品紹介・あらすじ

ネットは社会か?共同体か?ジャニオタだけが知っている秘密の顔文字。おじさんはなぜソーシャルメディアを使えないのか?フェイスブックとミクシィと、そして「韓国のグーグル」って何?ニコニコ動画やツイッターに「ハマる」理由はこれだ。

感想・レビュー・書評

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  • 見かけによらず良書。二時間足らずで読める割に、社会学的な見地とかも織り込まれてて面白かった。
    結論がもう少しインパクトあれば、という気もしたけど、まぁ正論か、という感じで終わった。
    読者層的にヒットだと思うのは、マスコミ系以外を先行してるけどマスコミに興味ある人。そして私はそこなのでよかった、ので★5つ。ちょい甘ですが。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「二時間足らずで読める割に」
      それくらいで読めてしまうなら、取っ掛かりに読んでみようかな?
      「二時間足らずで読める割に」
      それくらいで読めてしまうなら、取っ掛かりに読んでみようかな?
      2012/03/12
  • mixiやニコニコ動画という、日本独特の進化を遂げたソーシャルメディア。その背景についての対談をまとめた本。対談の書き起こしなので、会話体でわかりやすく読むことができました。

    良くも悪くも、日本は「ムラ社会」的な風土で、それゆえに「動画を通じた狭いつながり」を楽しむニコニコ動画や、「既知の友人とのまったりとしたつながり」を楽しむmixiが登場した、といった感じ。

    LINEの電話帳に基づく濃厚かつ閉鎖的なグループチャット、Twitterの非公開アカウントを用いた私的交流といった現象を解明していくのにも役立ちそう。

    全体的に、濱野さんの著作『アーキテクチャの生態系』の入門編といった感じです。私もまんまと騙され(?)、『アーキテクチャの生態系』を読み始めてしまいました。日本のソーシャルメディア入門として、お勧めいたします。

  • ソーシャルメディアに関する機能論から文化論まで、2時間そこそこでわかりやすくさっと網羅できる本。

    どうせ講演録と放っていた本でしたが、読んでみたらえらい良書でした。

  • 再読。

  • Internet
    社会

  • ネットを社会学的に捉え直す視点が得られる良書。コミュニティとソサエティの概念からネットを捉え直すことで、深い考察が得られると思います。

    コミュニティ(ゲマインシャフト):同期的
    ソサエティ (ゲゼルシャフト) :非同期的

    基本的にはソーシャルメディアはソサエティ的(非同期)だけれども、一瞬、同期的なコミュニケーションが成立することでコミュニティ的にもなる点がポイント。

    そしてそれは、各SNSのアーキテクチャの設計によって、時間の同期のされ方が異なってくる。
    Twitter :選択同期(リプライで話題を選択して同期)
    ニコニコ:疑似同期(コメント機能でいつでも祭り状態)

    この社会学的な時間の捉え方が、SNSの理解を深めることができると思います。今流行りのSNSはどうだろう。

  • ネットはコミニティとソサエティの両方の特徴を合わせ持っている
    新しい情報性を実現している

  • 対話形式で、ソーシャルメディアとは何かから始まり、ソーシャルメディアの様々な視点を与えてくれる本書。その視点をひとつひとつ深く掘り下げれば、論文がごろごろ書けるなあと思いました。良書です。

  • 日本的ソーシャルメディアの普及について、誰にでもわかりやすい文体で解説した本書は面白い。

  • ネットはコミュニティなのか?ソサイエティなのか?
    そもそもネットはコミュニティと社会が入り混じっている。
    ジャニオタって、誰のファンかを顔文字であらわすんだ。すごいな。

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著者プロフィール

1980年生まれ。情報環境研究者。著書に『アーキテクチャの生態系』(NTT出版)、共著に『希望論』(NHK出版)、共編著に『日本的ソーシャルメディアの未来』(技術評論社)など。

「2012年 『恋愛のアーキテクチャ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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