クラウドなんてこわくない! (PCポケットカルチャー)

制作 : ソーシャルメディア・セミナー 
  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774146492

感想・レビュー・書評

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  • 図書館

  • クラウドの基礎をわかりやすく話してくれる。クラウド自体よりクラウド的考え方の方が多いかも。後半震災の話の特集がある。

  • 「お金もクラウドである」など、IT以外の分野に「クラウド」の考え方を当てはめる発想がとても興味深く、クラウド的な発想の転換がさまざまな分野で必要となってきているということを考えさせられる。

  • クラウドの現在と未来を、イメージとして伝えようとしている本。実際の講義を書籍にしている。

    簡単な歴史とともに、Gmail、Dropbox、Flickrの使い方から入り、クラウドとして有名な、Google、sales.com、amazon、Microsoft、Yahoo、イーベイを書紹介している。データがなくなった事件から、クラウドの問題性と共に、コンテナとしてのデータベースを紹介している。

    また、クラウド化するということは、これまでの「モノ」にこだわり「所有すること」を「情報等」を「共有すること」に移っているとも考えられる。質疑応答、震災のことも載っており、クラウドの全体像をつかむにはよいのではないだろうか?  

  • 「クラウド」という言葉が、イメージとして良く理解できる本。説明がとにかくわかりやすい。良本。「お金」はクラウドである。これは凄く理解しやすい例えだった。
    また、世界が徐々にクラウド化していくことに対して、若い世代の「所有→共有」「物質主義→精神主義」「モノ→コト」への意識変化を的確に指摘している点に感心した。
    自分をクラウド化すれば、問われるのは、「自分が何を考えているか」や「何が好きなのか」、「どんな発想をしているか」といった自身の内面であり、外側の着飾りによる誤魔化しが効かなくなる。これにも、すごく納得。
    最後に、震災でのクラウドの活用事例や、クラウドとマスメディアとの関係等が対談形式で語られており、とても興味深かった。やはり、クラウドを良く理解し、その上で自分の頭できちんと考えて活用していくことが大切。

  • この本はIT業界で働く人向けというよりかは、
    完全に一般ユーザー向けのような気がします。

    が、こういうものも読んでおかないと、
    「クラウドってそもそも何よ?」って
    聞かれてもうまく説明できないわけで・・・

    「お金はクラウドである」
    もう、この説明はすっごいわかりやすいです。
    これだけで、この本を買った価値ありました(笑)

    あとね、クラウドサービスを活用することで、
    明らかに投資対効果があったというユーザー
    事例についても紹介しています。

    ま、「ホワイトハウス」の件をユーザー事例と
    言っていいのかどうかはわかりませんが・・・

    でも、クラウド導入前と後でどのような変化が
    起こるかという点をイメージする上ではいいですね。

    この本で一番面白かったのは、
    「特別対談:震災とクラウド、そしてソーシャルメディア」
    でした。

    この本は
    「僕ら、今後クラウドをどう使い倒してやろうかね〜」
    という軽い感じのモードで一貫されていますね。

    先ほど読んだ「クラウドの衝撃」とは見事なまでに
    真逆です。この辺りも同じ分野の本を纏め読みする
    メリットですね。

    思考の器が大きく膨らみます。

  • ●所有から共有へ 発想の転換 大きいものを抱えているのがいい時代ではない。最小限のものを最大限に活かすためにはどうしたら良いか。
    会社の規模も使う時に必要なだけ広げられて、アウトソースで100人を一週間雇って、仕事が終わったら5人に減らす。
    ●非常時の逼迫した状況では、パーソナルコミュニケーションはできれば避けるべき。被災地ではものすごい大量の安否メールを受け取っていて、でも返事ができない。そのうちに雪だるま式に膨れ上がってしまい、さらにそのせいでバッテリーがなくなってしまうということが一番こわい。パーソナルコミュニケーションだとものすごい分量が増えるんです。「なるべく災害用伝言板を使って欲しい」という訴えかけがあって、ああ、なるほどなと思いました。
    ●・・・身近なところで考えると、例えば震災に遭ったとき、全財産をお札でタンス預金していたら、まずお金はなくなるわけです。だけど今はほとんどの方が銀行というクラウドにお金を預けていると思うので、通帳がなくて今すぐ引き出すことは難しいとは思いますが、財産をなくすことはない。最低限生きる経済的基盤は残しておけるんです。
    だから (9.11以降のアメリカ企業)データは「ローカルの紙じゃなくてクラウドのデータセンターに預けておかねばならないね」という流れになってきたところにクラウドが出てきた。

  • 津市安濃図書館。

  • クラウド初心者向けというよりも、IT関連会社以外の人たちにもこんなものだよとイメージを伝えることを目的としている。という感じかな。
    わかりやすい言葉でクラウドの説明をしているけど、
    少しイメージを大きくしすぎな感じはしたな。

  • 素人にはとてもわかりやすい内容だったし、今回の震災でのソーシャルメディアの活躍ぶり、TVとソーシャルメディアの共存についての考え方など、参考になることがあった。

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著者プロフィール

ITジャーナリスト。ITビジネスやIT機器について、消費者や生活者の視点からやさしく解説する力量に定評がある。著書に『Google の正体』(マイコミ新書)、『インターネット社会の幻想―世界最強のメディアをめぐる誤解と正解』(アルク新書)、『グラフはこう読む! 悪魔の技法』(三修社)、『Macの知恵の実』(毎日コミュニケーションズ)、『ゲームの父・横井軍平伝―任天堂のDNAを創造した男』(角川書店)などがある。

「2013年 『あなたの家族がよろこぶiPad生活入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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