スマート読書入門 ~メモ、本棚、ソーシャルを自在に操る「デジタル読書」 (デジタル仕事術)

  • 技術評論社
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本棚登録 : 383
レビュー : 67
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774148427

作品紹介・あらすじ

「紙」ではできない、「自炊だけ」ではもったいない。スマホ&タブレット。"人とつながる"デジタル時代の読書術。

感想・レビュー・書評

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  • 読んで実践したこと。
    ・掲載サイトをお気に入りに。
    ・ブクログ登録後、著者の方の本棚をフォロー。
    ・twitterでmyENをフォローし、Evernoteとプチ連携。
    ・i文庫S(iPhone用)をDL。
    あとはGoogle+で興味のあるKW検索登録で情報収集を試みます。
    思わず「ごちそうさま」と手を合わせたくなるような、情報と感動が入り混じる書籍でした。ありがとうございました。

  •  良書。読書=情報処理としてとらえるタイプの読書本では出色の出来です。
     本書が優れているのは以下の三点です。

    1:目的を明確にしている
    2:とにかく具体的
    3:編集、査読、原典の重要性に言及している

    1:目的を明確にしている
     本書には「知識を効率よくインプットし、社会(最近流行りの「ソーシャルメディア」もその一つですね) との対話を通じて知恵に転化していく。そして良質なアウトプットに結びつけることこそが目的」(p. 24)と明確に書かれています。あくまで情報処理の一環としての読書こそが目的なのがわかりますね。
     このように目的が明示化されているため、記述にはブレがありません。読書本というのは往々にして「効率よく読書してビジネスや人間関係に役立てたり儲けたりしよう!」的な自己啓発本や「読書は心だよ」的な語りになりがちなのですが、それらの陥穽に陥ることなく、「いかにして本から情報を蓄え、効率的に活用するか?」に特化しています。

    2:とにかく具体的
     上で述べたように、本書は情報処理としての読書に特化しています。そのための方法論に手抜かりはありません。本書ではいわゆる「自炊」――すなわち紙の本を裁断し、スキャナに取り込みpdfファイルにすることを前提としています。その際に必要となるスキャナ、裁断機、そして pdfファイルを読むためのデバイス(iPad, Kindleなど)の選び方や使い方を丁寧に解説してくれているのですね。これ一冊あれば、初心者でもほぼ問題なく自炊を行うことが出来るでしょう。
     また、読書用デバイスとして7インチタブレットを薦めているのもいいところ。実際、iPadは読書には少々大きすぎ、Kindleは処理速度等に不安が残ります。GALAXY Tabを代表とする7インチタブレットは、バランス面でベストの選択でしょう。

    3:原典、編集、査読の重要性に言及している
     おそらく、本書がもっとも優れているのはここです。実用系の読書本ではあまり言及されないポイントなのですが、死活的ともいえる重要性を持ちます。
     twitterやまとめサイトに代表される流動的な情報は、その流動性ゆえに往々にしてソースやバックボーンを欠きます。また、第三者の目を通してから発信されるわけではないので、誤解と偏見に満ちていることも少なくありません。
     それに対して、本という媒体は、著者の他に編集者の目を通します。これによって、いわば情報の「歪み」をある程度は是正可能となります。それだけ情報の信頼性が上がるのですね。これは本の大きな利点でしょう。
     原典の重要性に言及しているのも大事なところです。原典があれば、著者の主張に歪みはないか、データを正しく引用しているか、文脈の一部を自分に都合のいいように利用していないか(これもネットではしばしば見られます)、などのチェックが容易になります。
     つまるところ、紙の本から得られる情報は、基本的に「深い」のです。この点において、ネットからの情報と本からの情報の間には絶大な格差があります。良質なアウトプットのためには良質なインプットが必要。そして良質なインプットを行うには、本という媒体は極めて強力といえましょう。


     以上三点、本書が優れている理由を述べました。
     実際、本書は情報処理のための読書に対する手引きでは頭ひとつ抜けています。ブクログ等を活用したソーシャルリーディングにも言及しており、読書の輪を広げる上でも役に立つでしょう。一読をお勧めいたします。

  • ソーシャルリーディングを推奨し、そのための発言や記録のためのメモの仕方について述べた本。
    自炊のやりかたやそのためのツール紹介などもあって良いが、必ずしも電子書籍でなければいけないとは言っていない。

    evernote, dropbox, ブクログなど、クラウドツールの紹介もあるが、本のタイトルほどスマートな内容ではなかった。

    ただ、ショーシャルリーディングについては、バーチャルな世界ではなく、リアルで出来れば楽しいだろうな、と感じた。本はやはり一人で読んで終わるのはもったいない。

    作者に花丸を付けられたらしい。
    作者も本書で、「書評は気になる。モチベーションが上がったり、文句を言いたくなったり」的なことが書いてあったし、RSSを」活用しているとあったから、引っかかかったのだろう。
    もう少し、書評を考えればよかったか?笑

    引用は付けていた。一つは仕事で使えそうなネタ。もう一つは本当の意味で感心した意見だったから。

  • これからの本との付き合い方について考えさせられました。

    本棚のスペースが空くとか大量の本を持ち歩けるといった点が気に入って、自炊をしている。
    しかし、著者は本棚のスペースを空けるための自炊はおすすめできないと述べています。
    これには同感です。空いてると今まで買わなかった本まで手を出してしまうです。
    今後は、本を買う時厳選しようと思います。

    情報にはフローとストックがあります。
    ネット上のお手軽な情報=フロー。
    古くから親しまれている作品や知識体系は蓄積された知=ストック情報。
    可能な限りストック情報を取り込むことを著者はすすめています。
    しかし、良質のストック情報にたどりつくのにフローを使ってはどうかと提案されています。
    ツイッターやブクログやEvernote等があげられてました。

    いろいろと参考になることが多いので、自炊をしている人を始め本好きの人にはおすすめです。

  • ◎読書系ウェブサービスをメディアマーカーからブクログ中心に乗り換えたら、ブクログ推しの著者・著作を見つけた。「スマート読書術」という本。「メモ、本棚、ソーシャルを自在に操る『デジタル読書』」ということで、いま試行錯誤中のデジタル機器を利用したリーディングの処理フローを洗練するための情報収集として購入。

    ◎ブクログに著者がいるということと、著者の本棚をフォローし、僕(=カケタニ)の本棚もフォローしてもらったのも購入の大きなキッカケ。

    ◎この前に買ったデジタル読書関係の本は本田直之の「リーディング2.0」だけど、これは本当に自分にとっては内容に薄いものだった。すでに実行していることが9割だったので、本書「スマート読書術」に期待。早めに読んで詳しくレビューしたい。(2011/10/22)

  • 今さらこのテの本を読んでどうする…なのですが(^^;;
    図書館とコンピュータシステムが相性良かったのと同様に、本と電子機器も然りだと思います。
    でも、紙の質感や本自体のサイズ感、そして何より所有欲…電子図書を危ぶむ声も大きくなっていますが、私はそのあたりは楽観的。
    インテリアとしての本の存在は侮れませんし、結局読みたい時に、バッテリーを気にせず気軽に読めるのは紙媒体なんですもん。
    どちらかだけに決めるのでなく、それぞれの長所を上手く利用すれば、読書はもっと魅力的になり充実しますよね。

  • SNSの使い方など、基本的な部分が多く、流して軽く読める本。目新しいことはあまり見当たらない。残したメモの活用方法などに、もう少しフォーカスされると嬉しい。

  • 著者が一番書きたかったのは「ソーシャルリーデイング」のようだ。それに刺激を受けてここブクログにもまた入りだした。

    今時の本なので電子書籍を論じざるを得ないが、未だ電子書籍は彼の論ずる対象にまで成長していない。
    ついでに「自炊」にも触れるが、これを書かないと読者のニーズに応えられないので仕方なく書いた感じである。「自炊」サービス業にはまったく触れない。

    この書のおかげで、引用に必ず出所を記すことにした。それが却って自分の文章の格を上げるのだ。

  • 読み進めるうちに、Evernote、Dropboxインストール、ブクログに登録、HootSuiteも登録、……。まずは外堀から固めました。この後は、端末と自炊グッズをゲットしていよいよ核心部へ。

  • ソーシャルリーディング。皆で読める環境になりました。

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著者プロフィール

フリージャーナリスト・コンテンツプロデューサー・研究者(法政大学社会学部兼任講師)ITベンチャー・出版社・広告代理店、アニメ事業会社などを経て、現在フリージャーナリスト・コンテンツプロデューサー。

「2017年 『マストドン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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