電波とアンテナが一番わかる (しくみ図解)

  • 技術評論社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774148687

感想・レビュー・書評

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  • 便利な携帯電話やスマートフォンを例に出すまでもなく,電波は現代社会に欠かせません。本書では声や画像の伝達,コミュニケーション,位置や距離の計測,加熱調理といった幅広い分野に利用されている電波。そのふるまいを解き明かし,電波のしくみや,重要なアンテナの役割について,写真やイラストをまじえてやさしく解説しています。(出版社HPより)

    ◆◇工学分館の所蔵はこちら→
    https://opac.library.tohoku.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=TT21867542

  • 良くわかるとか、大体この手の本ははずれです。

  • 比較的新しい話題も多く盛り込まれていて(東日本大震災の時に著者宅の無線機に現れた放電?現象の写真もある。逆にヘルツなど昔の人のエピソードも興味深かった)、ためになったが、図が不鮮明な箇所が多いのと、技術屋さんらしく得意分野の説明をはしょり過ぎていている部分があり、少しもやもやした読後感が残った。
    ブロードバンド伝送の対語としてベースバンド伝送があること、波長が長い電波時計とかRFIDタグなどでは小型化に適した磁界型アンテナが活躍している点なども勉強になった。無線LANも反射によって室内に定在波が生じ、強度が弱い場所が生じうることをシミュレーターで示している点とか、電波吸収シートは表面抵抗の波動インピーダンスで特性が決まる点なども面白かった。

    著者が指摘しているように、携帯電話を始めとする機器のアンテナが目に触れにくい時代となり、気をつけないと人々の関心が薄れて行ってしまうかもしれない。その意味でもこのような本の存在は大切かもしれない。

  • なんでこの本をもっと早く手に取らなかったのだろう。
    図、写真が多く、とてもわかりやすい。

    小さなテレビ画面をアルミホイルでくるんで、テレビ画面が停まることを最初に紹介している。

    ヘルツダイポールアンテナのドイツ博物館の写真があって、
    マクスウェルの予言をヘルツが実験装置で確認した話題がある。
    1年後に、長岡長太郎が追試をした話題も紹介がある。

    技術には追試が必須で、再現性のある事象かどうか、どういう制約があるかを確認することが大切。

    先に進むにつれて、先生がいないと分からないところも出てくるかもしれない。

    最後にグラウンドプレーン、スリーブ、ホイップ、位相差給電、アドコック、アレー、コリニア、携帯電話基地局用、ディスコーン、テレビ、FM局、八木・宇田、ループ、パラボラ、ヘリカル、列車無線の各アンテナと電磁ホーンの説明がある。

    ps.
    SUICAなどの電磁波を使ったカードをアルミホイルでくるんでも、うまく分離できなかったこともあるので、最初のアルミホイルで防げる電波について詳しく説明があると嬉しいかも。

  • 前提知識なしで読むには難しいです。数式とか出てくるところは読み飛ばしてしまいました。

  • 携帯電話は1GHz前後の極超短波(UHF)を利用した無線システム。
    携帯電話は1本のアンテナに対して電波を送信する回路と受信した高周波信号を音声信号やデジタルデータに変換する回路で構成されている。

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