- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774148717
感想・レビュー・書評
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東日本大震災、福島原発事故の後の日本の政府、ジャーナリズムのコミュニケーションがどんなに嘘っぱちなやり方だったかという、リアルで情けない検証。日本のメディアというものが一切信用できなくなる。
ちよっと怖いけれど、読んでおくべき報告。 -
病や老いと戦ってはいけない。対立してはいけない。対立すると、それに捉えられてしまう。自由を失ってしまう。だから、それはそれとして共生するしかない。そのためには、あまりおびえないということが大事。放射性物質を、恐れてもいけないし、憎んでもいけない。もうここにある以上、ともに生きるしかない。
内田樹氏のこの言葉が印象的でした。 -
今年は情報難民から脱出してみようと思った。良質な情報ってなんだー?
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著者の豪華さにひかれて買いました。読み始めてはじめて知ったのですが、震災後の昨年6月に行われたチャリティーシンポジウムの内容をまとめた本です(この本の印税も震災の寄付金に充てられるそう)。
くわしい内容については省きますが、主に震災のこと、メディアのこと、情報リテラシーのこと、そしてこれからの未来のことについて全編に渡って濃く深いやりとりが続き、最後まで引き込まれました。読んでいた中で、やはり鷲田先生と内田先生はその知見、人間としての深さがすごいです。目からうろこな学べる箇所がたくさん。興味がある方はぜひどうぞ。