ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法

著者 :
  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774152240

感想・レビュー・書評

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  • 著者です

  • ニートに関する考察は非常に興味深い。人類全体を捉えたらニートもその構成の一部であるに過ぎず、必要悪であるとか、そういう視点もあったかー!という感じ。

    自分自身、フリーランスなのでこの本にある感覚ってそんなに驚くような感じではないんだけど、ゴリゴリのサラリーマン気質の人が読むと、新しい世界が開けるのかもしれない。

    ニートって仕事の殆どないフリーランスと一緒でしょ?っていう下りには笑ってしまった。その通りかも(笑)

    全体を通して思ったのは、ニート(といっても色々なスタイルがあると思うけど)の暮らしぶりは”ゆるーいホームレス”みたいな感じだなと。

    著者は現在30代ということなので、今後10年おきくらいにニート生活を発表して欲しい。ニートで一生を終えるという新たな領域へと踏み込んでほしい。

    ・・・とかいいつつも、ニートっていう言葉が出来ただけで、その昔から仕事もしないでブラブラしている人はいた訳で、そんな人が市民権(発言権)を持てる時代になっただけなのかなとも思う。

  • 【感想】
    いい意味で毎日、頑張らないで生きることを肯定する本。もっと自由で自分らしく生きようと思った。

    【概要】
    入社数年で会社を辞めてニートになった京大卒のphaさんが書いていた、「仕事嫌だ」「働きたくない」というブログがネットで話題になってそれが本を作るに至ったものだ。

    働くのが嫌なら働かなくてもいいし、お金がなくてもネットで人とつながったり時間が潰せたりするから十分だし。

    ニートの生態系(暮らし)を知るというよりも、肩の力を抜いて生きることを推奨する本だ。

    【面白み】
    そもそも「働く」「生きる」系の本が世の中に多くある中で、「働くのがだるい」「ニート」という視点が卓越的である。

    そこから生まれるエピソードや表現、例えば

    ・あの職場で何千回スパイダソリティアをプレイしただろうか
    (就職後は8時間勤務のうち2~3時間で1日の仕事を済ませて、後はPCでスパイダソリティアとかをプレイして仕事のふりをしていたこと)
    ・「お金を稼ぐには働かなけれないけない」という事実に納得いっていないというのがある。憎悪していると言ってもいい。

    つい笑ってしまう内容が散りばめられている。

    一方で、社会主義と資本主義、ソーシャルネットワーク、クラウドファンディングといった歴史や思想、最新のトピックなどの広い知識とともにオリジナリティのある発想が飽きさせない。

  • 社会人になるとでかすぎる組織に馴染めなかったり、
    来る日も来る日もこんな生活をするのかなと想像して嫌になったり
    朝起きるのが辛かったり
    しますよね。
    筆者の価値観には納得出来る事もたくさんあります。懐の深いゆるい考え方も好きです。まさに人生哲学ですね!
    また今後のキャリアを考える上で自己発信やゆるい繋がり作り方は参考になります。

    仕事や人生が辛くなった時に、色々な生き方がある、逃げ出しても大丈夫と思っていると余裕が生まれます。そんな余裕を与えてくれる本です。

  • 京大卒、日本一のニートを目指すPhaさんの著作。ちきりんさんのブログで紹介されていたのをきっかけに手に取った。

    「この世の中に生きていること以上に、大切なことはなにもない」

    仕事を頑張りすぎて疲れすぎてしまった人、なにかの重圧に潰されてしまっているひとがいるなら是非手に取ってほしい。

    こんな考え方もありかなって、肩の力が抜ける一冊です。この本を読んで僕はだいぶゆるい考え方が出来るようになった。

    著者の文体はとても読みやすく、読後感がすごく良いのも特徴。

  • そもそも我が国において「ニート」とは、15歳から34歳の、雇用されておらず、教育も職業訓練も受けていない層のことを指すのであり、特定の性格的志向やライフスタイルを指すものではない。また筆者自身が66ページで認めている通り、筆者には一応の収入があって自活できている。にも関わら同じページで自分の生活を「ニートみたいなもん」などと言っていることからもわかる通り、「ニート」という言葉がいかに成立し流通してきたかについて驚くほど無頓着である。このような本は、結局のところ「ニート」という言葉に対する、自分勝手で堕落した若者というイメージを加速させるだけである。「ニート」って言うな!

  • なるほどなぁ、そういう考え方もあるのか…という感想。こういう生き方ができることもその人のスキルなんでしょう。
    どうして働かなきゃいけないんだろう、なんて未だに考えるけど、手っ取り早くお金を得るためには仕方ないか、と思いながら日々過ごしてる。家族もいるし。
    まぁ、人によっては著者の考え方に対して、そう捉えるならこうも考えれるんじゃない?と反論しちゃいそうだけど、それはそれで別にありなわけで、何が正解とかないんでしょーね。要は、どれが正しいと決めつけてしまうことがよくないんだと思ったりした。
    関係ないけど、著者はニートじゃない(笑)。あと、やっぱ本を読むことは大切だなぁと改めて感じたところです。
    (過去の読書記録登録のため評価なし)

  • ちきりんのブログで紹介されていた本。
    ニートとしての視点で世の中を見るとこんな風になるんだ。という感じ。
    めちゃくちゃ面白かった。
    しかも同い年ということが発覚。同い年だからこそわかる感覚もあったり。
    これを読んだからといってニートになりたいとは思わないけど。

    教員としては、これを読むとがんばれない子に対しても、それなりに幸せに生きていく手立てがあるということを知ることができる。その上で、色々なことが提案できる。
    よく知りもしないでニートについて語ってはいけないと思った。

    これは絶対にメモしなくてはと思ったのが、「ニートは自己責任か?」のチャプターの
    「人生は初期設定によって難易度がイージーかベリーハードかが違いすぎるクソゲーなんじゃないの」ということ。

    この本、大阪の橋下さんに是非読んでいただきたい。


    アマゾンで中古で買ったため筆者には印税が入らないんだけど、すっごくよかったので、後で欲しい物リストから米でも贈ろうかと思います。(今外国にいらっしゃるらしいので、帰国してから。)

  • 「この本は、かつての僕と同じように「人間はちゃんと会社に勤めて真面目に働いて結婚して幸せな家庭を作るのが当たり前の生き方だ」という社会のルールにうまく適応できなくてしんどい思いをしている人が、いろんな生き方があると知ることで少しでも楽になればいいな、と思って書いたものだ。」(p4)

    その気持ち、とてもよくわかる。毎日だるい。天気がいいのに会社にこもってで9時間も10時間もパソコンに向かって仕事するとか耐えられない。そんなことより散歩したくなる気持ち、めちゃめちゃわかる。京大卒の著者は「もったいない」と周りに非難されながらも安定した(しかし暇すぎて2~3時間仕事した後ずっとゲームしている)職を辞してニートになった。

    しかし著者は厳密に言えばニートではない。ニートは普段収入となる仕事をしていないが、著者はアフィリエイト等である程度収入を得ている。 著者自身が述べているが、「仕事をあまりしないフリーランスの人」といった方がしっくりくる。

    【ニートとは】
    Not in Education, Employment or Trainingの略。 NEET。就学・就労・職業訓練のいずれも行っていない人のこと。日本では、15〜34歳までの非労働力人口のうち通学・家事を行っていない者を指す。
    ニートとはイギリスから持ち込まれた概念であるが、日英で定義が異なる。詳しくは以下より。
    乾彰夫『不安定を生きる若者たち―日英比較:フリーター・ニート・失業』
    https://booklog.jp/item/1/4272350242

    著者が考える「仕事辞めても大丈夫かなと思った条件」
    1.人とのつながり
    SNSなどのゆるいつながりがあれば生きていける。
    2.暇潰しにやること
    中島らも「自分一人で時間を潰すことができる能力を『教養』と呼ぶのである。」
    できるだけお金をかけずに時間をつぶすことができる人はニートになれる。
    3.最低限のお金
    著者は仕事を辞めたとき300万ほどの貯蓄あり。当面の生活には困らない額が必要。

    「お金がないと生きていけない」「お金を稼ぐには働かなければならない」という事実に納得がいっていないし憎悪している著者。この辺の主張は栗原康『はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言』と似ている感じがする。
    https://booklog.jp/item/1/4907053088

    「会社に自分の時間を売ってお金を得たけれど、その得たお金でまた時間を買い戻しているだけのような気がした」と、まさに今私が思っていることを代弁してくれている。「それは本当に本末転倒というか、何をやっているのか意味が分からないなーと思ったし、別にお金があんまりなくても時間さえあれば僕は十分楽しく暮らせるような気がしたので仕事を辞めたのだった。」

    後半はニートを実践するにあたってのアドバイスや情報を提供してくれる。猫を飼うといいとか、おすすめの本とか、公的支援とか。仕事辞めたいなーと思った人に薦めたい本。

  • 「しないことリスト」を読み興味を持ったので、本著も読んでみた。しないことリストより、著者の生活や人生、価値観について多く書いてある。本著にはベースとなる価値観、しないことリストには、その価値観から生まれた考えが書いてある。
    本著の中では、一般的な価値観やルールは多数派の人が作ったもので、その多数派の人に最適化したルールになっている、ということが何度も書かれている。この考えが著者の考えの根っこになっており、著作で書かれている様々な考え方はここから始まったのではないか。
    他にも、ちょっとしたお小遣い稼ぎの方法や本も紹介されているので、著者の人となりに興味を持った人にはオススメである。
    似たような本に、「20代で隠居」というものがあるが、この本の著者大原さんとはけっこう日常生活が違っている。大原さんの場合は規則正しい日常生活に友人が少数、というスタイルになっている点が著者と正反対で興味深い。
    ちょっとしたことだが、ページ数が読みづらく引用ページを記入する際に苦労する。

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