怒る! 日本文化論 ~よその子供とよその大人の叱りかた (生きる技術! 叢書)

  • 技術評論社
3.26
  • (4)
  • (8)
  • (12)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 165
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774153858

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • イヤホンの音漏れ、騒ぐ子ども、図書館での電話使用など、「身の回りのことに対する注意のしかた」をただひたすら本一冊分説くという内容。

    昨今は「怒らないこと」が美徳となっている(現にこの本の片手間に幼児向け雑誌の付録の保護者用読本見たら「子どもをひとの子と思えば、いらいらせず優しいこえかけができますよ」ですってー)けども、
    いやいやその場できちんと不快に思ったことを伝えるほうが健全でしょうと。
    我慢するほうが本人にも周りにもよいのです。と。

    パオロ氏の論理、あっぱれで清々しいです。

    と、ここまで書いて、ただしやっぱり私としては怒らないでいたい派なので★2つで。

  • ○パオロ・マッツァリーノ氏の著作。
    ○「最近の大人は叱らない」という観点から、著者が考える「叱り方」について体験を交えて描写。
    ○そもそも、むかしから、しっかり叱ることの出来る大人はそもそもいなかったという意外な(?)歴史が興味深い。
    ○その他は読み物として。

  •  あ~、結局自分の物差しで起こる基準やルールを決めちゃうんだ。聖人君子、ヒーローなんて言わないがその時点でなんか幻滅した。
     
     せっかく良いことも言っているのにと思うと残念でしかならない。まぁ、なんにせよ自分がその時点で気持ちが良くなればというのなら、立場は違うが中身はどちらも同じになってしまうんじゃないだろうか。自分はそう考える。

    143左 169左 186左 206左 209左 226右

著者プロフィール

パオロ・マッツァリーノ(Paolo Mazzarino):日本文化史研究家。著書に『反社会学講座』『続・反社会学講座』『誰も調べなかった日本文化史』(以上、ちくま文庫)、『読むワイドショー』(ちくま新書)、『「昔はよかった」病』(新潮新書)、『サラリーマン生態100年史』(角川新書)、『思考の憑きもの』(二見書房)などがある。

「2023年 『つっこみ力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

パオロ・マッツァリーノの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
パオロ・マッツァ...
J・モーティマー...
佐藤 優
パオロ・マッツァ...
國分 功一郎
クリス・アンダー...
ジャレド・ダイア...
ヴィクトール・E...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×