世界は複製でできている ~共通性から生まれる多様性 (tanQブックス)

著者 :
  • 技術評論社
2.17
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774155531

感想・レビュー・書評

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  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
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  • 複製に関する例が生物にのみでわかりづらさを感じた。(著者が生物学者だから当たり前なのだが。)

    モノ、思考、それらが全て複製の産物であるという飛躍した概念は大変面白かっただけに、尻切れトンボ感が悲しい。

  • 生物の複製・DNAの複製は、実際にはオリジナルとやや異なる複製産物をつくり、またそれ同士もことなる。複製っぽいが少し違うことで遺伝的多様性が生まれ、それを性の掛けあわせによってさらに個体的多様性も生む。新しい世代は、何かが少し違って当然、なわけです。
    そういう、ややおとなしくもわかりやすい導入部なのだけど、二章以降は少しずつ飛躍が始まります。原型芸術と複製芸術の違いと、脳という記憶装置であり複製装置が生む、複製の仕方いかんでの妄想的記憶の複製。複製された製品を買う消費者、の複製である僕達。
    これじゃあ、世界中複製だらけじゃないか! と思ったら、そういうタイトルだった。
    複製という言葉から普通に受ける印象以上のことが、ここにはあります。生物としても、社会的にも、どう複製であり、どうオリジナルであろうか。そういうことを考えるときの気持ち悪さがたまらないなあ。

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著者プロフィール

武村政春(たけむら・まさはる)
一九六九年、三重県津市生まれ。一九九八年、名古屋大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋大学助手等を経て、現在、東京理科大学理学部第一部教授。専門は、巨大ウイルス学、生物教育学、分子生物学、細胞進化学。著書に『DNA複製の謎に迫る』『生命のセントラルドグマ』『たんぱく質入門』『新しいウイルス入門』『巨大ウイルスと第4のドメイン』(いずれも講談社ブルーバックス)のほか、『レプリカ~文化と進化の複製博物館』(工作舎)、『DNAの複製と変容』(新思索社)、『ベーシック生物学』(裳華房)、『マンガでわかる生化学』(オーム社)など多数。趣味は書物の蒐集、読書、ピアノ、落語、妖怪など。

「2017年 『生物はウイルスが進化させた 巨大ウイルスが語る新たな生命像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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