良いウェブサービスを支える「利用規約」の作り方

  • 技術評論社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774155944

作品紹介・あらすじ

本書は、多くのベンチャー企業の支援を通じてウェブサービスに関するリーガルサポートを数多く手がけている弁護士と、スタートアップ企業から上場企業までさまざまな規模・業態の企業でウェブサービスの運営をサポートしてきた法務担当者2人が、その経験をもとに、「ウェブサービスを安全に・円滑に運営するために本当に気を配る必要のある事項」をわかりやすく解説。

ウェブサービスを守るために欠かせない「利用規約」にととまらず、関連する以下のトピックも取り上げています。

・サービスを通じてプライバシー情報を取り扱う際に重要となる「プ ライバシーポリシー」
・有償でサービスを提供する際に表示すべき「特定商取引法に基づく 表示」
・ウェブサービスに関する法規制の必須知識

各種ドキュメントのひな形つきで、すぐに使えて応用できます。

さらに特別付録として、利用規約とプライバシーポリシーのひな形の英訳も収録。

ウェブサービスに携わるエンジニア、ディレクター、プロデューサー、経営者に欠かせない1冊!

感想・レビュー・書評

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  • 実際にありがちな課題を取り上げて、なぜダメなのか、どう書けばよいのか、を書いてくれてるので非常にためになった。
    競合サイトを見様見真似で書いた利用規約を使い続けているので、これを機に見直したいと思う。

  • 法務クラスタでは有名な「はっしー」こと橋詰氏の本。かれは転職していまクラウドサインに。電子契約等では並ぶもののない知識と見識をおもち。
    利用規約の作り方なんて類似の本はなく、貴重な本。(吉)

  • 普段よくウェブサービスを利用するし、自分自身もウェブサービスの開発に関わったこともあるぐらいだからある程度身近な存在だけど、利用規約についてはよく分かってない部分も多いので読んでみた。
    正直、利用規約なんてほとんど読まないことが多いのだけど、作る側としてはちゃんとしたものを作らなきゃいけないのだなということが分かった(そりゃそうだけど)
    サービスを利用する前に利用規約を読んでいるのは15%程度らしい。むしろそんなにいるのかと思うのだけど、少ないといえば少ないのかな。なお、著者によると利用者が1万人を超えると、利用規約についてのクレームが増えるとのこと。分かりやすく、かつ運営企業に有利すぎる文言にしないほうがいいらしい。とはいっても、「ユーザーが本サービスを利用して生じた損害に関し、一切の責任を負いません」と書かれてあったとしても、消費者契約法によって無効にされるそうだけど。
    後は、利用規約があると分かる工夫をするのが大事なのだなと。フッターに小さくリンクがあるぐらいだと、ユーザーが気づきにくいからと裁判になったときに利用規約の内容が無効になることもあるのだとか。
    なお、一人暮らしでない場合、住所はそれだけでは個人情報にあたらないらしい。これはちょっと意外な気もした。個人情報というぐらいだから、あくまで一人の個人が特定できるような情報でないと個人情報といえないということか。
    まあとにかく、今後は自分ももう少し利用規約を読むようにしたいと思った。

  • 良い本。平易で網羅的。ベンチャー精神の強い人にも納得してもらうための論法で書かれていて、法務担当者から事業担当者へリスクを理解してもらうためにも使えそう。

  • 類似本が少ないのでとても役に立つ。
    ただしDLできるのは日本語のみで、
    巻末に記載の英語版はできないのが残念。

  • 「起業のファイナンス」に次いでインターネットのベンチャー、スタートアップに携わっている人は必読の一冊です。防御がしっかりしてからこその攻めなので、後回しにしがちな防御について学ぶことができます。近年起きている事例を元に分かりやすく解説されているので、大変参考になります。

  • WebアプリやWebサービスの利用規約についてその重要性、はまりがちなトラップ、そのリスクをヘッジするための雛形が書いてあるとても便利な本。ひとまずこの本の雛形を埋めていけば急ごしらえでも規約が出来てしまうのがとても良い。突然Webサービスを始めることになって規約を作らなくちゃ!という事態に直面した担当者の方に、是非。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784774155944

  • webサービスに必要不可欠な利用規約を作るにあたっての、法的なポイントを事例を交えながら解説した入門書。

    読書対象を法務担当者だけでなく、広く経営者やサービスの企画担当にも定めて、要点を分かりやすくまとめている。
    文章も平易で、普段法務に携わっていない人でも、本書を一読すれば、大まかに利用規約にどのようなことが求められるのか、またどのような心構えで作り、運用していくべきかのイメージが得られることと思う。

    実際の規約作りはケースバイケースになるものの、ベーシックな知識の修得という意味ではなかなかよくできた本だと思う。

  • 法律は自動的には守ってくれない。有利な立場を振りかざしすぎると、炎上する。利用目的は具体的に特定し明示しなければならない。

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