「デフレ脱却」は危ない ~アベノミクスに突きつけられるジレンマ

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774156132

作品紹介・あらすじ

デフレさえ脱却すれば日本が経済停滞から簡単に脱するかのごとく主張する論者。彼らは積極的な財政政策や大胆な金融緩和を提唱し、物価や経済成長率などの目標は高々と掲げるものの、「金利をどうするか」は決して口にしません。金利リスクをまったく軽んじているのです。知らなかったという論者に対しては見識を疑うだけですが、知っていて伝えない論者がいるのであれば…。あとは皆様のご想像にお任せします。

感想・レビュー・書評

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  • 筆者自身はアベノミクスに対して、「アベノミクスは短期的に成果をあげられるかもしれないが、いずれ金利を上げられないという限界をみせ行き詰る」と書かれていますが、この点は私も同意見です。

    「デフレ脱却」は危ないとのタイトルになっていますが、本書で本質的に書かれている事は、日本の危機的状況は「デフレを脱却」すれば今後の日本はうまくいく、いかないのレベルで方づく問題ではなく、もっと根の深い問題だと言う点です。

    日本経済が低迷を続ける要因は巨額債務であり、その問題を見ないふりをして、政府債務膨張で使えない通貨を膨らませても誰も得をしないと看過されています。

    ただ残念なのは「日本経済の病理を解明するのが本書の目的」との理由づけで、この危機に対して個人がどのように対応するかが書かれていなかった点です。

    アベノミクスを信じるも信じないも人次第だとは思いますが、楽観派の人には一度読んでもらいたいと思える本です。(こう書いても読まないでしょうけどね・・・)

  • "連続してデフレ・金融緩和に関しての本を読んでいます。
    今後の世界の不動産市況がどうなっていくのか?
    凄く理解出来たことがあります。
    世の中の仕組み・・・・
    こういうことなのか!!
    改めて気がつけました。"

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