かんたんフォトLife デジタル一眼 構図の教科書 プロが教える150のテクニック

著者 : 上田晃司 河野鉄平 杉本恭子 種清豊 中川文作 並木隆 ナイスク

• 技術評論社 (2013年9月20日発売)

感想・レビュー・書評

[燕禅さんの感想 · 2021年4月9日]

カメラは現状趣味ではないのですが，イラストを描くにあたって本書の構図の知識を活用したかったため購入しました．

読了後の感想としては，構図の基礎的な部分を約150の具体例と一緒に学べる，とてもいい本だと思いました．

写真は，イラストのように，ビルが建っている地点を移動させたり，空の色をほいそれと変えたりすることはできません．そんな現実世界の強い制約がある中で，いかにいいシーンを見つけ出し，そのシーンから何を主役に撮影するのか．写真とは，高い観察眼とデザイン能力，そして選択能力が求められるものだと知れたのは，とても大きい収穫でした．もちろん，本書で学んだ構図の知識そのものは，イラストにおいても非常に役に立つと感じています．

本書を読む前は，「写真撮影はカメラの性能に依存する」というイメージが強かったのですが，本当はそれ以上にとても考えることが多い．それを意識的かあるいは無意識的にこなすプロのカメラマンってすごいですね．カメラマンに対するリスペクトがいっそう強く得られて，とても嬉しかったです．

[kun92さんの感想 · 2019年3月9日]

目新しいことはなく。

著者プロフィール

米国サンフランシスコに留学し、写真と映像を学びながら、CMやドキュメンタリーを撮影。帰国後、写真家 塙真一氏のアシスタントを経て、フォトグラファー、映像作家として活動開始。新しい技術をいち早く取り入れ、写真や映像表現に活かしている。現在は、雑誌、広告を中心に、ライフワークとして世界中の街や風景を撮影。講演や執筆活動も行っているほか、ニコンカレッジなどでも講師を務める。また、YouTubeチャンネル「写真家夫婦上田家」で写真、旅、カメラについて情報発信中。

「2023年 『Nikon ニコン NX Studio パーフェクトガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」