システムインテグレーション崩壊 ~これからSIerはどう生き残ればいいか?

著者 :
  • 技術評論社
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本棚登録 : 337
感想 : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774165226

作品紹介・あらすじ

テクノロジーやノウハウを組み合わせ、ユーザー企業の求める最適なシステムを構築する仕事は今後もなくならない。しかし、SIerの仕事と役割、ユーザー企業との係わり方、収益を上げる手段やスキルは変わらざるをえない-SIerはこれからどうすべきか?現状と未来を豊富な図解とともに明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • アジャイル開発の意義と、これからはソリューション営業ではなく、イノベーション営業となるという、今のSIには破壊的創造が必要であると。

  • 技術的にとがる(クラウドでコスト削減、モバイルファースト開発とか)か、業務的にとがる(顧客以上に顧客の業務に詳しい)とか、求められる付加価値のハードルがあがってきているのを感じた。

  • 「現行の」システムインテグレーション事業が崩壊することをメッセージしている本書。
    どう生き残るかについていくつか示唆していたが、うちの会社の取り組みが思ったよりそのシフトに沿っていたことに驚いた。
    とはいえ、課金スキームや要件と実装の関係性の変化に関する顧客教育という、大きなハードルをまだ越え切れていないので、うちの会社としてもシフトはまだまだだと思うけど。
    アジャイルを推奨する文脈があったが、伝統的な情報システム管理スキーム(ウオーターフォール型ベース)が、運用に組み込まれている会社がどこまで許容(変化)できるかが、今後の課題かと思う。
    開発スピードが加速し、運用混じりの検証が継続的に(サイクリックに)進み、どこまで実現すればよいかの線引きを都度明示できるような、CIOや情報システム部門担当者なんて、どれくらい増えるんだろうか・・・?
    「アジャイル開発を請け負いで」と主張する意図はわかるけど、過渡期である当分の間は、顧客理解に必要なリソースが凄そうだなあ。
    ベンダー(クラウドインテグレータやクラウドアダプター)の営業やPMも、かなりの力量を持たないとハンドリングできないし。
    行きつくところ、人材(Skilled resource)の変革が根底課題ってことになるのかな。
    うむむ。。。

  • 読了、特にメモ無し。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1章 システムインテグレーションが崩壊へ向かう3つの理由/第2章 ビジネスの変革を妨げる壁/第3章 資産ビジネスからサービスビジネスへ/第4章 クラウドを活用する/第5章 オープンソースソフトウエアを活用する/第6章 グローバル化に対応する/第7章 新たな存在意義と役割へシフトする/第8章 ポストSIの事業・組織・人をどう創るか

  • クラウドサービスは電気を家庭に届けるようなものだという例えが妙にしっくりきた。

  • 改めて考えてみると、SIerの友達いないなあ。現場で働いてる人の実情を本書と比較してみたい。

    日本では米国と比べて、パブリッククラウドを普及させる上で人的コストや管理工数削減がメリットになりにくい話が面白かった。

    ・ITエンジニアの72%がユーザー企業に所属する米国、75%がSI事業者やベンダーに所属する日本
    →SIの人月商売ビジネスモデルと相性の良いソリューションを優先する

    ・人件費は変動費の米国、固定費の日本
    →簡単に人を切れないから、パブリッククラウドの人件費削減の効果がメリットになりにくい

  • 大きなストーリーは木村岳史さんの本の主張と同じ。ただ、明確になった点が2点。SIerは人月商売をしているから、必ず人月を増やす方向で提案を膨らませる一方でユーザー側はコスト削減をしたいので、ここに明確に利益相反があるということ。当たり前ですが。
    もう一つは、クラウドやオープンソースの活用でリーンなスタート、つまりあまりお金をかけないで情報システムのお試し環境を作れる時代になっていること。そしてこれらの技術は人月商売をやっているSIerが一般的に持つ技術と異なること。ただ、バラックの仮店舗でいいのでスタートさせたいというニーズにはマッチする。人月商売の呪縛から逃れないとこうした新しい技術を取得できずに落ちこぼれてしまう可能性があることが示唆された点で良かったです。
    また、人月に依存しないビジネスモデルの提示も良かった。サービス型(サブスプリクション型)やリベニューシェア、成果報酬といった形は、ベンダー側がビジネスのリスクを負っている分、ユーザーとベンダーがWin-Winの関係になっていて利益相反が発生しないのが上手いなと思いました。勉強になります。

  • まさに創造的破壊が待ったなしの状況になりつつあることを再認識する一冊

  • 既知のことが書いてあるだけで、特に新しい情報がなかった。残念。
    このあたりのことは、ガートナーやJUAS、JISAの情報を得ていれば十分な内容。これらの情報に当たったことがない方には、網羅的に業界の未来図を理解するのによいかもしれない。

    <目次>
    はじめに
    第1章 システムインテグレーションが崩壊へ向かう3つの理由
    第2章 ビジネスの変革を妨げる壁
    第3章 資産ビジネスからサービスビジネスへ
    第4章 クラウドを活用する
    第5章 オープンソースソフトウェアを活用する
    第6章 グローバル化に対応する
    第7章 新たな存在意義と役割へシフトする
    第8章 ポストSIの事業・組織・人をどう創るか
    おわりに



    2015.07.08 吉岡さんの1年前のブログ記事より。予約。
    2015.09.15 読書開始

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著者プロフィール

● 斎藤昌義(さいとう まさのり)
1982 年、日本IBM に入社、営業として一部上場の電気電子関連企業を担当。その後営業企画部門に在籍した後、同社を退職。
1995 年、ネットコマース株式会社を設立、代表取締役に就任。産学連携事業やベンチャー企業の立ち上げのプロデュース、大手IT ソリューションベンダーの事業戦略の策定、営業組織の改革支援、人材育成やビジネスコーチング、ユーザー企業の
情報システムの企画・戦略の策定などに従事。IT 関係者による災害ボランティア団体「一般社団法人・情報支援レスキュー隊」代表理事。
『未来を味方にする技術』『システムインテグレーション再生の戦略』『システムインテグレーション崩壊』(すべて技術評論社 刊)ほかの著書、雑誌寄稿や取材記事、講義・講演など多数。

「2022年 『【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド[増補改訂4版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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