関数プログラミング実践入門 ──簡潔で、正しいコードを書くために (WEB+DB PRESS plus)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774169262

作品紹介・あらすじ

プログラミングの考え方が見えてくる!Haskellプロダクトの開発者が見極めた、シンプルで、使える基本。

感想・レビュー・書評

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  • 関数プログラミングの歴史にも触れ、導入から概念の説明、考え方まで一通り取り扱った本。
    この本を読む前にネット上の散在する情報を寄せ集めていたので、まとまっているのは有り難かった。Haskellをベースに解説しているので、Haskellを学びたい人にも嬉しいかも。オブジェクト指向と比較で書いている箇所もあるが、基本的には別のパラダイムなので、どちらかというと一回頭をリセットして読んだ方が良い。
    関数型言語といっても具体的に言語が提供する手段は異なるので、Haskell以外の言語を使う場合は、またプラスアルファの勉強が必要と感じる。とはいえ、基礎となる戦略は理解できるので、Haskellもチラ見できてラッキーくらいに思えば丁度いい。
    型、高階関数、遅延評価、モナド。いずれも副作用をどう扱うか、記述をどう直感的に書けるようにするか、という点で、これまで命令形言語ばかりやってきた身としてはなるほどと思わせられる。ただ、数学的な表現が多いので、あまり慣れていないと咀嚼が辛いところもあった。
    (言語レベルからの)型による制約の表現や、モナドを使うことで例外のようなものもコントロール配下に置く(副作用を外側に置いて例外の情報を値として扱う、そしてこれも強力な型システムがあるから可能)という部分は特に勉強になった。

  • 手続き型の言語(C, C++, Javaとか)との違いを含めながら関数型言語の考え方について説明されており、大枠を把握するのに読みやすくよかった。

    本の構成としては、前半は関数プログラミングの考え方概要説明、中盤はHaskellの文法の説明、後半はHaskellでの実践についての説明だった。

    中盤位まで読んでから何か実装してみると考え方がしっかり把握できそう。

  • 今は使わないな

  • おもすれー

  • よくわからん

  • Haskellを説明に用いる。必要となる前提知識はメジャーな命令形言語(Java、C、Ruby、Pythonなど)の知識、構造化プログラミングやオブジェクト指向の基本。

  • Haskellの本だった。

  • haskellでの書き方とC言語やjavascriptなどの書き方の違いが具体的に書かれていた。また、haskellの基本的な構造や動作の特徴がわかりやすく説明されていてよい。
    後半では型クラスを用いた設計の方法やhaskell的なコードの書き方について具体的な例を追って書かれているのが実用的でよかった。

  • 請求記号 007.64/O 69

  • その名の通りHaskellの実践入門で、1章までと6章が特に素晴らしい。Haskellらしいコードの書き方や型による制約の方法などがステップを踏んで学んでいける。

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著者プロフィール

東京大学情報理工学系研究科数理情報学専攻修士課程卒。現在はIdeinにて主にエッジデバイスにおける深層学習の推論高速化を担当している。拙著『関数プログラミング実践入門』(技術評論社)を書く前の時期は、仕事でHaskellを使うことになるとはと思っていたものだが、今はまさか仕事でコードゴルフまですることになるとは、何の引き出しを使うことになるかわからないものだと思っている。

「2019年 『Practical Developers ――機械学習時代のソフトウェア開発[ゲームアプリ/インフラ/エッジ編]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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