ガロア理論「超」入門 ~方程式と図形の関係から考える~ (知りたい! サイエンス)
- 技術評論社 (2016年11月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774185743
作品紹介・あらすじ
20歳という若さで決闘で亡くなったガロア。死の直前に書き残した「ガロア理論」は現代数学の根幹をなす金字塔として輝いている。5次以上の方程式に解の公式が存在しないことを4次以下の解法を視覚的につかみながら探る。
感想・レビュー・書評
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2022-06-06
我ながら懲りないとは思う。けど、これはほぼ最後まで読むことが出来た。
ゴールと思惑が明確なのは素晴らしい。折に触れて、今何をしようとしているのか記述されているので、そこで迷うことはあまりない。
しかし、その中身はあまりにお粗末。日本語が怪しかったり、「後で解説」とありながらどこで解説したのかわからなかったり、逆に「●で解説した通り」とある●が何十ページもあったり。最悪なのは、数式の()と注釈/言い換えの()が混在していること。A=b(c)の記述が、A=b*cの時とA=b(=c)の時とがなんの説明もなく混在してる。
というのを時間をかけて読み解いて、ほぼついて行くことが出来た。けれどキモであろう最後の「2種類の交換子表示」は理解できなかった。交換子の表示にはこの2種類しかない、という意味だと思うが、その根拠がどこにもない。そのため、肝心の「偶置換群Aの正規部分群はAそのものである」という部分が腑に落ちない。
まあ、書いてあることを鵜呑みにすればそうなんだろうなあ、という感じ。けれど、鵜呑みにしたくないから読んだはずなのに。最後の最後で騙された気分です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
入門とあるがかなりハードルが高い。なんだか分かりにくい。あまり参考にならず。
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請求記号 411.73/Ko 12