ガロア理論「超」入門 ~方程式と図形の関係から考える~ (知りたい! サイエンス)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774185743

作品紹介・あらすじ

20歳という若さで決闘で亡くなったガロア。死の直前に書き残した「ガロア理論」は現代数学の根幹をなす金字塔として輝いている。5次以上の方程式に解の公式が存在しないことを4次以下の解法を視覚的につかみながら探る。

感想・レビュー・書評

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  • 2022-06-06
    我ながら懲りないとは思う。けど、これはほぼ最後まで読むことが出来た。
    ゴールと思惑が明確なのは素晴らしい。折に触れて、今何をしようとしているのか記述されているので、そこで迷うことはあまりない。
    しかし、その中身はあまりにお粗末。日本語が怪しかったり、「後で解説」とありながらどこで解説したのかわからなかったり、逆に「●で解説した通り」とある●が何十ページもあったり。最悪なのは、数式の()と注釈/言い換えの()が混在していること。A=b(c)の記述が、A=b*cの時とA=b(=c)の時とがなんの説明もなく混在してる。
    というのを時間をかけて読み解いて、ほぼついて行くことが出来た。けれどキモであろう最後の「2種類の交換子表示」は理解できなかった。交換子の表示にはこの2種類しかない、という意味だと思うが、その根拠がどこにもない。そのため、肝心の「偶置換群Aの正規部分群はAそのものである」という部分が腑に落ちない。
    まあ、書いてあることを鵜呑みにすればそうなんだろうなあ、という感じ。けれど、鵜呑みにしたくないから読んだはずなのに。最後の最後で騙された気分です。

  • 入門とあるがかなりハードルが高い。なんだか分かりにくい。あまり参考にならず。

  • 請求記号 411.73/Ko 12

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著者プロフィール

1954年 福井県生まれ。1979年 名古屋大学大学院理学研究科博士課程(前期課程)修了。2014年 介護のため早期退職し、現在に至る。著書に『ピタゴラス数を生み出す行列のはなし』(ベレ出版)『ガロア理論「超」入門~方程式と図形の関係から考える~』『ガロアの数学「体」入門~魔円陣とオイラー方陣を例に~』『オイラーから始まる素数の不思議な見つけ方~分割数や3角数・4角数などから考える~』(以上、技術評論社)などがある。【URL】http://fukiyo.g1.xrea.com「12さんすう34 数学5 Go !」

「2023年 『ゼータへの最初の一歩 ベルヌーイ数  ~「べき乗和」と素数で割った「余り」の驚くべき関係~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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