はじめよう! プロセス設計 ~要件定義のその前に

著者 :
  • 技術評論社
3.61
  • (10)
  • (24)
  • (23)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 321
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774185927

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 後輩に薦めたい

  • プロセス設計とカスタマージャーニーについて勉強になった。わりとわかりやすい。

  • プロセス設計のふんわりとした全体像がわかる本

    ふんわりとなので、他のit知識と結び付けられると理解が深まるとかんじました。

  • 始められてないとこが多いよな

  • 肝心の「マジカ」がピンと来なかったが、
    凄く勉強になりました。

  • 企業の業務改革によりシステムが導入されてることがあります。

    その際に、企業の業務が言語化されていないと、システムもそれに準ずる陳腐なものになってしまって企業、システムを作る側も両方不幸な結果になってしまうことがあります。

    業務を助け、効率化するためを願って希望したのに、システムに合わせて業務を変更しないといけないのは本末転倒になっています。

    その乖離がどこから生まれて、どう対処すべきかの方法の1つとしてプロセス設計のアプローチについて概説している書籍でした。

    問題解決のデザインを行うという発想はなくて、なるほどと思いました。

    顧客が情報を提出したものに文句を言うのではなく、情報を引き出すことを寄り添って行うことが重要だと認識を深めることができました。

  • 業務設計のポイントはストーリー指向で考えること、バックキャスティングでオチから考えるというシンプルな主張。業務フローはマジカという独自の手法が紹介されている。対象をITプロジェクトに絞っていないこともあり、汎用的過ぎて刺さる部分が少なかった。マジカも万能な手段ではないはずなので、プロセス設計の手法についてもうちょっと体系だった説明がほしかった。

  • 20200204読了
    プロセス設計について書かれた本。要件定義の前の、業務フローを設計するフェーズについてフォーカスして書かれている。

    以下、メモ

    プロセスとは仕組みであり、仕組みとは仕事の組み合わせ。

    プロセスを設計するとは、

    ・出すべき成果を決める
    ・成果を出すために必要な仕事を考えて定める
    ・定めた一連の仕事を誰でも理解して実行できるように図示する

    仕事とは、

    何らかの成果と、その成果を出すために行う行動のまとまり

    仕事の本質は変換。成果を出すための三要素
    ・材料
    ・道具
    ・手順

  • 手法(マジカ)はビジュアル的で実行しやすいが、これ一冊で設計できるようになるかと言われたら微妙。導入書にしては設計がスムーズに行き過ぎている気がするし、参考書にしてはもう少し詳しく書いてあってもいいのではと思う。設計の理想的な大きな流れをざっと理解するにはいいかもしれない。イラストがかわいい。

  • ・プロセス設計というキーワードから、仕事の進め方論、UXやサービスデザインまで幅広く論じている。
    ・マジカというプロセス表記法は面白い。ネガティブに言うとマジカの解説本感あり

  • プロセスフローチャートの設計に必要なCXとUIの連携などを洗い出すツールとして著者が開発したマジカを紹介している本。マジカそのものは無料でDLできるので良心的だが、効果のほどは不明。

  • 2018/03/18 初観測

  • ソフトウェア開発に関わらずとも得るものの多い本であると思う。
    本書で扱っている内容は業務・仕事の定義(定義はとても大切だ)から始まり、その業務プロセスをどのように設計していけば良いか明快に解説している。

    (私はソフトウェアエンジニアであるので、その視点からレビューするが)人が全く介在しない(自己独立的な)ITシステムというのはあまり考えられない。
    なんらかの仕事をコンピュータに担ってもらうことで、これまで人が行っていたことや人ではできなかったことを実現することにIT化の意義があると本書は述べる(跳躍と表現されている)。ものごとには前後関係があり連鎖(プロセス)がある、そして、その連鎖をいかにITで中抜きを実現するのか、そこにこそIT化の価値がある。こういったことがコラムにも散りばめられており、全体を通して楽しく納得感をもって読むことができた。

    本書は3部作の2番めに発刊されたもので、先の「はじめよう!要件定義」を読んでからの方が補完的に読めるかもしれない。
    ソフトウェア開発”プロセス”の順に、本書から読むのももちろん問題ない(私はこのパターン)。
    ただ、3部作といえど発刊までに間が空いていることもあってか、若干つじつまが合わないように感じる部分もあった。これは、立ち止まってよくよく考えれば誤差くらいの違いではあるが、ざっと読むだけでは気づきにくいかもしれない。

    本シリーズは、非常にコンパクトにまとまっているが、内容は洗練されていると感じる。私のこれまでの(10年程度の)経験を振り返っても、広くおすすめできる一冊である。(著者も述べているが)ソフトウェアエンジニア以外の多くの人に届きますように。

  • 20180718 これで3シリーズ全て読めた。今回のあとがきはいつになく感動的だったのは作者としてもこれで一つのプロジェクトに形を付けられたと言う思いもあるのかもと思った。なんにしても自分の道しるべとして全てのフェーズで活用できるシリーズとなりそうだ。

  •  IT化に向いている点は仕方のない事なのだろうが何も情報システムに置かなくても身近な論理設定に応用が可能なような気がする。

     これを利用した教育システムも可能だろうか?

  • なにごとであれ、安定した成果を出すためには”プロセス”の定義が必要で、その結果として正確性も効率もよくなるし、人と協力しあうこともできるようになり、生産性も高くなる。ただ、意外と世の中の人はそのことを知らない。プロセスとその設計の重要性に気づいていないし、やり方も知らない。ぜひ、一歩を踏み出してみよう!というのがこの本。とてもいい本だと思う。若干荒削りな印象があるが、作者のそれだけこの本を早く世に出さなければ、という思い入れも感じられる。

  • 業務設計の手法について親しみやすいものが紹介されている。紹介されてる方法が現実的な方法なのかも、と少し参考にしたくなった。

  • プロセスをどのように作っていくべきか、書かれた一冊。簡単に読めるし、プロセス作成で少し悩んでる方は一読の価値ありです

全22件中 1 - 22件を表示

著者プロフィール

1968年6月1日生まれ、大阪育ち。89年、桃山学院大学社会学部社会学科を中退後、2つのソフトウェア会社を経てアーサーアンダーセン・ビジネスコンサルティングに所属。その後、トレイダーズ証券株式会社とマネースクウェアジャパン株式会社の新規創業に参画。現在は、自身が設立した複数の会社の代表取締役などを務めながらストーリーデザイナー/IT経営コンサルタントとして活動中。2006年から11年まで、国立大学法人琉球大学の非常勤講師。著書に『はじめよう! 要件定義』『いきいきする仕事とやる気のつくり方』など多数。

「2016年 『原爆先生がやってきた! 原爆先生の特別授業 「7000℃の少年」より』 で使われていた紹介文から引用しています。」

羽生章洋の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×