その「エンジニア採用」が不幸を生む ~良い人材を見つけ、活躍してもらうには何が必要か?
- 技術評論社 (2016年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774186016
作品紹介・あらすじ
経営陣は、エンジニアを採用できない人事部門を叱責する。人事部門は、エンジニアがどうすれば採用できるのかわからず、途方に暮れる。エンジニアは、採用されれば、経営陣へ不満をぶちまける。そんなエンジニアも会社も不幸になる現実を少しでも改善するには?
感想・レビュー・書評
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再読。
非IT企業・エンタープライズ企業の経営者・採用担当向けのエンジニア採用の話。非IT企業であれば参考になるところも多いが、ソフトウェア事業が一般化した今日ではあたりまえの内容も多い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1~2章のエンジニア採用失敗あるあるは、是非人事だけでなく経営層にも読んでいただきたい内容となっている。今まで有無を言わさずトップダウンでやってきた企業にとっては特効薬になるかもしれない。
3~4章は人事だけでなく、就職・転職を考えているエンジニアにも刺さる内容になっているため、是非読んでいただきたい。きっと、「自分がどの規模の企業に向いているか?」「どういった作業に向いているか?」を自己分析するための手助けになる。
5~6章は、再び人事や経営層に読んでいただきたい内容となっている。
最後に、評価が星4の理由だが、内容は面白いのだが冗長に感じられる部分が多々あったため。 -
人事面からエンジニアの採用について書かれた一冊。
自分の経験談が多く、「エンジニアは○○である傾向である」など、本当にそうなの?と思う場面が多くあった。
最後のエンジニア採用の方法については、今だったらネットに乗っている情報が多いので、この本はどうだろうか...と思う一冊でした。
ただ、全くエンジニアの採用をしたことがない人は読んで雰囲気を理解することに使えるかなと。 -
著者が実体験として1次情報を大量にインプットしてるから臨場感がある。「問題はいつも現場で起きている。(byマネージャー)」
良い求人かどうかの踏み絵は恐らく2段階で①「募集要項が明確かどうか」②「その募集要項は募集しているレベルに対して適切か」
そもそも経営や人事がよくわからないまま運用して①すらままならない企業が大半、②ができている企業なんて日本にあんのか?って印象。
とはいえ、どうすれば?って事を語るには自分自身知識がなさすぎる。(つまり人のこと言えない…)
エンジニアの採用に関わっていながらエンジニアの事を全くと言っていいほど理解していないまま仕事をしている事に反省。 -
エンジニアリングの知識がない経営者の方がいきなり技術者を雇ってしまうと不幸になってしまう。
割高だし時間もかかるけど、まずコンサルに入ってもらうのが良さそう。 -
人材紹介会社も企業なわけで。求職者と求人側がうまくマッチングできればいいのだけれど。
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失敗事例や(今のところ)うまくやれていそうな事例のいずれも自分が知っている範囲だった。
残念な採用プロセスになっている(ことに気づきていない)企業の経営者やその周辺の人が読むと良いと思う。 -
請求記号 336.42/Sh 96
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エンジニア、人事、経営者など立場が違う為、意思疎通が
取れる人?取るつもりのある人が少ないと思う。
他の職種でも当てはめられるが、他人、他部署の仕事に関心を持たない点から思い込み・感情的になり同じ失敗を繰り返しているように思う。しかも改善がないケースが多い。
優秀であればエンジニアでなくとも転職するのでは。
組織に属すると会社の文句を言うと記載されていたが、
上層部に自分の話を聞いてほしいと思っている人が多いのではないかと思った。 -
自分も採用の立場で面接をすることもあるが
エンジニア採用の難しさ、どこに問題があるかが明確に記載されていて、ためになった。
「採用を成功させるためにすべきこと」の章は特に興味深く読んだ。
自分の立場で活かせることはとりいれていきたい。