人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

著者 :
  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774186276

感想・レビュー・書評

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  • 創世から描かれ終盤で現代に近づくダイナミックさ

  • 過去から現在、そしてこれからの未来に至るゲームAIの主要な技術がとてもよくわかる書籍です。AI技術について哲学的、生物学的に解説されている点がとても興味深いことや具体的なゲームタイトルを挙げてどのように使われているのかが図も交えてわかりやすく書かれている点が好印象でした。とても面白かったのでもう1周します(笑)。

  • 最近のゲームをしていて、プレイヤーとは別で完全にオートモードでプレイヤーの周りを動く仲間たちが、一体どんな風にモノを考えているのか気になって本屋に行ったら本書を見つけ読んでみた。

    AIの歴史も追えて、どんな考え方をしてプレイヤーと寄り添って動いているのか、優しい言葉で分かりやすかった。
    最初から最後までゲームを話題にしているので飽きることなく楽しい一冊だった。

    一番はっとしたものに、AIは人を超えるのかと問われたら、これらは人が書き込んだもの以外は認識すらしていない、与えられた世界を一歩外れると生きていけない。というような文章があり。
    SF映画にあるようなロボットに心が生まれるまで、まだ時間がかかりそうだなと想像してしまった。

著者プロフィール

著者:三宅陽一郎
ゲームAI開発者。京都大学で数学を専攻し、大阪大学大学院物理学修士課程、東京大学大学院工学系研究科博士課程を経て、デジタルゲームにおける人工知能の開発と研究に従事。博士(工学、東京大学)。2020年度人工知能学会論文賞受賞。
現在、立教大学大学院人工知能科学研究科特任教授、九州大学客員教授、東京大学特任教授・客員研究員などを務め、学生の指導にも力を入れている。
著書に『戦略ゲームAI解体新書』(翔泳社)、『人工知能のための哲学塾』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『人工知能が「生命」になるとき』(PLANETS/第二次惑星開発委員会)、『人工知能の作り方』(技術評論社)、『なぜ人工知能は人と会話ができるのか』(マイナビ出版)、共著に『絵でわかる人工知能』(SBクリエイティブ)、『高校生のためのゲームで考える人工知能』(筑摩書房)、『ゲーム情報学概論』(コロナ社)、『FINAL FANTASY XVの人工知能』(ボーンデジタル)、監修に『最強囲碁AI アルファ碁 解体新書』(翔泳社)、『C++のためのAPIデザイン』(SBクリエイティブ)などがある。

「2022年 『ボードゲームでわかる!コンピュータと人工知能のしくみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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