システムの問題地図 ~「で、どこから変える?」使えないITに振り回される悲しき景色

著者 :
  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774194639

感想・レビュー・書評

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  • 私は今ユーザー側。お付き合いのあるベンダー、システム側の視点が知りたくて読んでみた本。ベンダー側も、発注元のシステム担当者も、そしてユーザ側も全ての視点が詰まった稀有な本。もしかしてちょっと古いのかもしれないけれど、ああ、そういうことだったのね、そうそうらそうなのよ、とか、うなづくこと多し。今でも有効なことがたくさん書いてあると思う。お互いの立ち位置を想像して、そしていつでも、知識はアップデートし続ける、大切ですね?

  • ・感想
    沢渡さんの書籍は毎回いろんな気づきを与えてくれます。
    2018年と発行は古いですが、今の働き方でも全然課題になっていることに対してシステム的な観点で指摘を入れている書籍。
    ・Todo
    ・共通リザーブ予算を確保しておく。
    ・用件定義とそれ以降で契約を分ける。
     今年度と次年度を分ける。
    ・変更情報はフラットにスピーディーに共有。
    ・購買部門は情報組織の中でのジョブローテーションも要検討。
    ・要件の言語化が出来るように
    ・火吹きの経験を活かす為に平準化を取る。

  • 自分がシステム開発をベンダーに依頼する側なので読んだ。

    PMBOKやアジャイル開発周りの知識を理解した上で読むことをオススメしたい。この本の方が取っ付きやすいので先に手に取りそうだけど、この本は業務の流れを理解しているからこその「あるある集」。ひとつひとつの問題の解決策をズバッと提示しているわけではなく、「システム開発という島で起こってる渋滞」のを鳥瞰図で眺める本と言える。

    シャドーイングという方法で、業務フローやマニュアル、仕様を作るのは試したいと思った。これならWBSや要件定義に不慣れなユーザーの炎上リスクを小さくできそうだ。

  • マネージャーの問題地図を読んだあと、SEがより具体的なノウハウを獲得するのにオススメ。

  • IT業界あるある。
    上野駅の本屋さんで購入。

  • 業界あるある的な。中途半端なアジャイルは危ない。実態はウォーターフォール型なのに必要なものが揃っていないときに、「これはアジャイル開発だから」というように言い訳として使われている場合がある(アジャイル開発の理解不足のため)。最終章の「エンジニアのモチベーション、生産性を上げる方法」が当たり前過ぎて実施しない理由が見当たらない。報連相の時間を決める、最低限の資料作成、電話は出ないor当番制、作業スペースを広く、良いスペックのマシンで、軽い会話ができる場所、カジュアルな服装、フレックスタイム制。

  • ‪自分はSIerではなくWeb系だけどビジネスサイドの立てた企画を基にシステムを開発して運用するというプロジェクトの本質は同じなので問題なく読めた。具体的な施策よりまずは各々の立場を超えた相互理解こそが重要だと著者は説く。第7章の「PMはポリシーを示そう」という話は今後心掛けようと思った。‬

著者プロフィール

作家/ワークスタイル&組織開発専門家
あまねキャリア株式会社CEO/株式会社NOKIOOアドバイザー/
株式会社なないろのはな 浜松ワークスタイルLab所長/
ワークフロー総研フェロー
日産自動車、NTTデータなど(情報システム・広報・ネットワークソリューション事業部門などを経験)を経て現職。350以上の企業・自治体・官公庁で、働き方改革、組織変革、マネジメント変革の支援・講演および執筆・メディア出演を行う。

「2023年 『悪気のないその一言が、職場の一体感を奪ってる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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